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切り抜き詳細

発行日時
2016-1-10 9:13
見出し
大声で気持ち伝えた初登山
リンクURL
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記事詳細
 今年もはや10日。年がいくにつれて、年々一日が短くなるように感じる。  1月7日号の社員の抱負に、「心身を鍛えたい」と書いてすぐに、風邪をひいてしまった。あまり、えらそうなことを書いたので、風邪の神様が、「冷やかしてやろう」と入ってきたのかもしれない。体調管理が大切で、あらためて、健康のありがたさを感じた。  年末と年始に山登りのグループと小野市や丹波市内の山に登った。平地を歩くのとは、また一味違うダイナミックさを感じた。小野アルプスの岩場を下るコースに、肝を冷やしながら、たどり着いた山頂で味わう昼食は最高だった。初登りの安全山の山頂では、大声大会があった。身近な人に自分の思いを伝えたいという企画。親や妻、夫などそれぞれに思いを叫んだ。  私も、「60歳を超えてもまだまだ頼りなく、嫁さんに叱られながらも、良い友だちに助けられて頑張っています」と亡き両親に伝えた。あとで企画した審査員のメンバーから、「良かった」とインスタント味噌汁の賞品をいただき、帰宅後夫婦で味わった。  社員の抱負を考えるとき、妻に相談したが、「整理整頓、周囲への気配り」という意見だった。なるほど、妻は自分の出来ていないことをよく見ていると反省した。大声大会では一番身近な人への感謝の気持ちが素直に出なかった。小声大会なら…。山の会のメンバーから、「家族、近所、仕事場、友だちなど身近な人を大切に」という声が聞かれ、はっとした。「山を愛し、人を愛し、自然を慈しみ、心を耕す」。そんな心情に触れた。「大声で叫ぶ気持ちが福を呼ぶ」。(臼井 学)