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切り抜き詳細

発行日時
2015-12-20 9:20
見出し
子ども俳句
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4487 子ども俳句への外部リンク
記事詳細
 テレビで俳句や華道、料理の査定などを楽しむ番組「プレバト」のことを九月に書いた。私の句会のメンバーたちも結構見ているようで、「いつもわたしらが言われとるのとおんなじなので笑えます」とか「下手な俳句の見分けがつくようになりました」などと言われる。  映像から句を詠むのはとても難しい。そこから感じたイメージを膨らませ、さらに季語など、俳句って簡単そうで難しい。でも俳句がお茶の間に親しまれるようになったことは嬉しい。  去年に続いて今年も隣の市の文芸祭俳句(小・中学生)部門の選者を頼まれた。九月の末、段ボールいっぱいの投句用紙が届いた。小・中合わせて一四九八枚ある。学校名と名前は伏せて、学年と俳句のみが書かれている。夏休みの宿題として出されたのか、夏祭り、盆踊り、花火大会などの季語が半分以上。中学生だと修学旅行の思い出や部活の苦しさや喜びなども詠んでいる。その学校が、俳句をどのように指導しているかが、とてもよくわかる。私が大賞に選んだのは〈左手にアイス右手にシャープペン〉中学三年生の作品だ。暑い盛りにアイス片手に勉強している姿が目に浮かぶ。アイスが季語。食べる、持つなどの動詞が省略されていて、名詞だけでも俳句は成り立つ。他にも小学二年生の「サンダルにクワガタムシがとまったよ」とか「かきごおりいろんないろのやまみたい」などという素直な感動を読んだものもあり、選も楽しかった。入賞した子どもたちが大きくなってまた俳句を始めてくれたら嬉しい。