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切り抜き詳細

発行日時
2015-12-13 8:37
見出し
「当たり前」は人それぞれ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4479 「当たり前」は人それぞれへの外部リンク
記事詳細
 先日、電動車いすサッカーチームと南小学校の児童たちとの交流を取材した。児童たちは重い障がいのある選手が電動車いすを巧みに操りながらボールを“蹴る”姿を見学し、ヘルパーを頼りに排泄や入浴をする普段の暮らしの様子もビデオで見せてもらっていた。「困っていることはないですか」という児童からの質問に、選手の一人がとても穏やかな表情で、優しく語りかけた回答がとても印象に残った。  「目が悪ければメガネをするのと同じように、体が動かないから車いすを使う。生まれた時から体が動かないから、これが自分にとっての当たり前。この状況でも自分にできることはたくさんあると思っている。必要な器具を使ったり、できるように工夫はする。不便ではあるけど、困っていることはあまりない」  「当たり前」「普通」は人それぞれ違う。取材を通して人として大切な視点を与えてもらった。  丹波市が12月定例会に「市丹の里手話言語条例」を提案するのを受けて、丹波ろうあ協会が採決の様子を見守りたいと「議場内での手話通訳の配置を求める要望書」を提出した。同条例は、手話は言語であることの認識に基づき、あらゆる場面で手話による意思疎通が行える地域社会の実現をめざすもの。特にろうあ者にとっては関心事だ。何も要望書まで出さなくても「どうぞ、どうぞ」で済む話のように思えるが、丹波市議会運営委員会では「条例が制定された後でもよいのでは」などと慎重に審議された結果、ようやく認められたという印象だ。これも「当たり前の違い」か。(芦田安生)