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切り抜き詳細
発行日時
2015-11-29 8:17
見出し
イノシシ出没
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4462
記事詳細
今年の六月頃、家の裏側の林に、鬼百合がそろそろ咲くころだと見に行った。ところが花どころか、辺り一面重機で掘り返したようになっている。同じころ隣接するマンションの所有する林を整備し始めたので、間違って我が家の敷地も掘ったのかと一瞬疑った。 ある夜、雨戸を隔てて東側の庭で奇妙な音がする。以前からアライグマは時々見かけたが、それにしても音が大きい。たまたま夫は海外へ行っていたので一人、かなり恐怖を感じた。朝一番に窓から見ると、大きな石が階段へ転がり落ちていて、フリージアや貝母などの球根がすべて掘り返されていた。裏の林も百合根を掘るために荒されたのだ。 数日後帰国した夫に「早く見てきて、イノシシが出たのじゃないかなあ」と報告すると「まさか、こんな街に近いところに出るかなあ」と言いつつ庭から裏の林へ。「ほんとだ、イノシシだ、庭にノシシ除けの電線を張るのもなあ」と言いながら戻ってきた。 被害は我が家だけではなかったらしく、一か月後イノシシが出没していること、一か所に試験的に罠の檻を仕掛けるので気を付けるようにという回覧板が回ってきた。その後も球根はすべて掘られてしまった。チューリップもきっと掘り返されるから今年はあきらめた。 我が家の地番は今も山林で、尾根伝いに下ると四十年前に造成された大きな団地へ出る。そもそも、四十年前、高度成長の時代に山林を開発したことが、生き物たちにとっては環境破壊の始まりだったわけだ。その責任は私たちにある。