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切り抜き詳細

発行日時
2015-11-29 8:16
見出し
篠山に移住し専業農家に 亀山悟志さん(篠山市野間)
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http://tanba.jp/modules/about/index.php?page=article&storyid=585 篠山に移住し専業農家に 亀山悟志さん(篠山市野間)への外部リンク
記事詳細
「土を触る仕事が幸せ」  10年前、妻の実家がある篠山市に移住。専業農家として日々を送り、「土を触る仕事ができて幸せ」と頬を緩める。  伊丹市出身。大学進学を目指しているときに、ふと思った。「会社の中で仕事をするのは、自分に向いてないんちゃうか」。土いじりは昔から好きだった。進学先は、兵庫県立農業大学校(加西市)に決めた。  花きを専攻し、「農」を仕事にすべく励み、卒業後、宝塚の造園業に就職。その後、大学校で同級生だった沙織さんと26歳で結婚した。転機は10年前。専業農家をしている義父から「一緒に篠山で農業をしないか」と誘われた。  米、黒大豆、白大豆、小豆を約20ヘクタールで栽培。「野菜を作るということでは、毎年同じことの繰り返し。でも、内容はいろんなことができる。それが自分には合っている」と笑う。  農業に携わっていることで、交友関係が広がった。若手農家の仲間、近所の人たち。集落の常会にも出る。同じ名字の人が多いので名前で覚える。都会ではなかった人付き合いであり、それが楽しいという。  農業をやる上で、丹波篠山の名と寒暖の差からできる味は強み。住むところも自然が豊かで子育てにも良く、移住後、篠山がさらに好きになった。  「観光客が多い篠山。果樹もあるので、観光農園をして観光客も取り込めたら。伊丹の商店街は空き店舗が多くなっていると聞く。篠山の野菜を売るアンテナショップのようなものもおもしろい」  野菜と一緒に、夢も育てている。  39歳。3児の父。