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切り抜き詳細
発行日時
2015-11-22 8:57
見出し
神池寺の紅葉
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4455
記事詳細
十一月の句会は久しぶりの吟行。幹事さんの車に乗せてもらって市島町の神池寺へ向かう。この日は朝霧が深かったので、お天気はよさそう。幹事さんは下見をしていたので、険しい山道もすいすいと運転。後からきた句会員たちは口々に「道が結構くねくねしていて、怖かった」「鹿がでてきてびっくりしました」と賑やかに話す。 住職の荒樋さんが、寺の歴史や謂れを境内を巡りながら丁寧に説明して下さる。突然「きれい!欅のもみじが散り始めた、これが黄落よ」と叫ぶ私。みんなも「ほんと!きれいやわ」としばし見とれる。話の腰を折られた荒樋住職、「私らは葉が散ると、また掃かないかんと思うだけやけど、俳句やる人は違いますなあ」と無礼を怒らずフォロー、さすがだ。 母が元気だった頃、二人で来たことがある。「お父さんが青年の頃、三井庄の方から盆踊りをしに登って朝までおったこと、それが楽しみやったと、よう言いよっちゃった」という母の話やその後、母の妹を訪ねたことなど本欄に書いた。その盆踊りは二十六夜祭で、近年まで行われていたとか。市島に住む句会員もそれは盛大な祭だったという。 神池寺は丹波比叡ともいい、千三百年の歴史をもつ。最も栄えていた頃には、五十の僧坊があり、広い境内に残る平地はその名残だとか。また後醍醐天皇の悲劇の皇子「護良親王」が神池寺に寄ったことが太平記に書かれている。まさに古刹だ。紅葉も黄落も美しく、それぞれに俳句も詠めて、とてもいい一日だった。