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発行日時
2015-11-14 15:49
見出し
希少ルリミノキ地元有志見守る 春日・日ケ奥渓谷に自生
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http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2379 希少ルリミノキ地元有志見守る 春日・日ケ奥渓谷に自生への外部リンク
記事詳細
写真・県内では日ケ奥渓谷のみに自生する希少なルリミノキ=春日町多利で  兵庫県レッドデータブックでAランクに指定され、県内では日ケ奥渓谷(春日町多利)にだけ見られる希少植物「ルリミノキ」を、地元の有志が大切に見守っている。以前は同渓谷に多く自生していたが、近年は数が減っているという。有志の一人で、元高校理科教師の仲井啓郎さん(81)は、「特殊な環境でのみ生育する貴重な植物。実が落ち、数が増えることを願っている」と話している。  同渓谷の渓流沿いに自生。「青垣いきものふれあいの里」の調査では、昨年末に27本確認したが、仲井さんによると、枯死したり、持ち去られたこともあって少なくなっているという。  アカネ科の常緑低木で、高さ1・5㍍ほど。常緑樹林の渓流沿いなど湿った場所に生育し、5月下旬から6月上旬にかけ白い花を咲かせる。11―12月に直径5㍉ほどの瑠璃色の実を付けることから、ルリミノキと名づけられた。  関東以西の本州、四国、九州、沖縄県に分布し、兵庫県の調査によると、かつては淡路島や姫路市などでも見られたが、現在は県内では同渓谷だけになっている。