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切り抜き詳細
発行日時
2015-11-14 15:45
見出し
記念日の紅葉
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4446
記事詳細
車を新しくした夫が、「明日は車の足馴らしに何処かへ行こう」と誘う。「明日は貴方のお父さんの命日よ。お彼岸以来行ってないので大垣で墓参りをしてから、養老公園の紅葉なんてのはどうかしら」と提案。道中、「そういえば去年の今日は、股関節の置換手術をした日よ」と言うと「えーっ、あれって去年だった?もっと昔のことかと思っていたよ、手術記念日なんだ」と夫も感慨深げ。一年検診も何ともなく、担当の先生に「思い切って、手術して良かったです」と感謝すると「あれは歯切れの良い手術ですからね」という言葉が返ってきて、ちょっとびっくり。 二十三日間の入院生活は傷の痛みが消えてからは結構楽しめた。読書三昧と、車椅子から歩行器、杖と進歩していくのも嬉しくてリハビリに励んだ。 手術後二週間、杖歩行が始まったころ、リハビリ棟のすぐ隣にある公園まで夫に付き添ってもらって散歩に出かけた。大きなケヤキとイチョウがあり、共に黄葉していて、時おりはらはらと散ってくる。同じくらいの年頃の夫婦が散歩に来ている。半身が不自由な夫の車椅子を奥さんか押している。小さな魔法瓶から飲み物を注ぎ、おやつを食べ始めた。「いいなあ、今度は私たちも何か持って来ようよ」と言うと、「我が家の周りの紅葉も今最高だよ。早く帰ってらっしゃい」と脳天気な妻に苦笑していた。その時の何ともいえない幸福感が去年の紅葉の思い出だ。 両親の墓に花を供えたあと、養老公園に立ち寄り、記念日の紅葉を楽しんだ。