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切り抜き詳細
発行日時
2015-10-11 9:05
見出し
生活よくする事業だけど
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4401
記事詳細
水道事業を経営する立場から見れば、丹波市が示す水道ビジョンに基づく配水計画は効率的なのだろう。青垣、幸世住民が反対している青垣新水源問題だ。不安定な春日地域の水を補うため、水の豊富な青垣に新しい水源を求め、既存の浄水場などの施設や、天王坂を使えば水が通せる。“玉突き式”に、青垣から隣の幸世に水を送り、幸世の水を春日へ送れば効率的だ。新水源から国の基準値を越えるマンガンが検出されたが、取り除けば安全な水になる。そもそもマンガンは適量であれば、体に必要な栄養素の一つでもある。同じ丹波市内でも同様の処理をした水を飲んでいる地域はある。 市は配水計画を水道法に基づき、水道事業者の視点から、安全な水を市民の負担が増えないように効率的に提供しようと進めている。一方の住民は、「春日に水をあげるのはよいけど、自分たちも今まで通りの水がよい」と言っている。幸世にいたっては、「なんで丸々春日にあげて、自分たちの水を自分たちが飲めへんの」と怒っている。 この問題が長期化しているのは、事業の意義を理解してもらおうとする市の“説明”と、腑に落ちない“感情”を訴える住民とで議論が噛み合っていないからだ。そして、問題の根本となる不祥事を起こした市の方の分が悪い。 住民からの反対意見を受けて市はこのほど、配水計画の見直し案を示したが、青垣、幸世は連携して市と交渉に臨むことを検討するなど、反発を強めている空気さえある。市民の生活をよくするための事業だが、関係住民が納得しなければ進められないのも公共事業だ。早期解決を願う。(芦田安生)