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切り抜き詳細

発行日時
2015-9-27 8:47
見出し
王様のスープ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4387 王様のスープへの外部リンク
記事詳細
 古代エジプトの王様や王妃が好んで食したスープ、その主なる材料はモロヘイヤ。  かなり前、「モロヘイヤ」を初めて食べたときのことを本欄に書いたことがある。いつだったかとネットで「丹波新聞・やすらぎ・モロヘイヤ」で検索したら出てきた。何ともう十二年も前、二〇〇三年十月だった。初めての食感の驚きとか、ネバネバ食品は夫の好物だとか、その頃健在だった義母も「噛まなくても食べられると喜んだ」とか、他愛のない話。最後にクレオパトラが美貌のためによく食べたという話も。  その後、夫も畑で栽培、毎年食べていた。ゆがいて、刻んで鰹節をかけて三杯酢というパターンばかりで、いささか飽きてきた。そこでネットで評判のクックパッドを検索。色々なメニューが出てきた。クレオパトラはスープにして食べたという話が印象に残っていたので、スープのレシピに挑戦。まずはニンニクを炒めて、トマトのみじん切りと水、コンソメの素、塩麹を少し加えて煮立てる。最後に茹でて刻んだモロヘイヤを加えるだけ。ニンニクの香りとトマトの酸味が効いて、意外とさっぱりとしたスープに。二人分だとモロヘイヤは両手に一杯。トマトは中一個、コンソメの素一個、水二百CC。塩麹、にんにくスリおろしはお好みで。  その後、トマトソースにモロヘイヤを混ぜてパスタに絡めたり、中華風に鶏ガラスープの素に胡麻油を入れ、モロヘイヤと溶き卵を最後に回し入れたりと、色々実験。王様のスープ、名前だけでも元気になれそうだ。