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切り抜き詳細
発行日時
2015-9-13 8:58
見出し
地域の声をくみ取る難しさ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4377
記事詳細
丹波市教育委員会が、柏原町自治会長協議会に対し、同地域のこども園のあり方などを協議する「柏原地域就学前教育・保育に関する地域協議会」(以下、「地域協」)の委員の選出を依頼したところ、「選出しない」と決定した。こども園に対する反対運動かと思いきや、むしろ「市の責任で進めてもらえばよい」との判断だった。 各種団体代表らで構成する地域協の了解を得ながら進めることを想定していた市教委にとって、最も住民に近い自治会に背を向けられたことは大きな痛手だ。地域協を休止し続けるわけにも、自治会長抜きで進めるわけにもいかず、今後、難しい局面を迎えることは必至だ。 自治会長協議会の理事会における「市は反対者を含め、柏原地域の住民との意見交換の場を設定するなど、理解を求めるために積極的に努力すべき」との確認事項に見られるように、今回の委員の選出を拒む判断は、市の背中を押しているとも、リーダーシップを発揮しない市や市教委へのいらだちともとれる。いずれにしても地域を巻き込みながら進める大事業において、地域の声をくみ取ることの難しさを映している。 もう一つの問題点は、重要事項を決める組織のあり方だ。市があらゆる方面からの意見を集約するため、各種団体の代表を集めるのは一般的だが、協議が長期化すると、それぞれの組織での任期の問題が出てくる。あて職で委員になっても任期がくれば、おしまい。経緯が分からない新しい委員に代わると、一からの説明となり、議論が後退することも珍しくない。今回の判断は、そんな問題点も改めて指摘している。(芦田安生)