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切り抜き詳細
発行日時
2015-9-13 8:58
見出し
校歌
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4376
記事詳細
先週の日曜日、恒例の「柏陵同窓会東海支部総会・懇親会」が、名古屋の中日パレスで開催された。本部の肝いりで東海支部が立ち上げられてから今年で九回目、来年は早十周年を迎える。東海支部というのは列島の真ん中という微妙な位置で、本部、東京支部、阪神支部、京滋支部、篠山支部などの協力でもって成り立っている。毎年の他支部の方々の参加に感謝だ。 さて、東海支部の目玉ともいえるアトラクション、今年は沖縄エイサー、琉球太鼓を抱え、打ち鳴らしての演舞。最初に沖縄風の愛嬌のある獅子舞がテーブルの間をめぐる。最後は全員参加でエイサーを踊り、大いに盛り上がった。乾杯前の、まだ誰も飲んではいない状態だったのだが。その後の懇親会がさらに盛り上がったのは言うまでもない。 さて、いつも最後に校歌を斉唱する。柏原高校の歴史を最も感じるときだ。まずは旧制柏原中学の校歌。作詞は歌人で国文学者の「佐々木信綱」、作曲は「犬童球渓」。彼については、顧問の南部先生より丁寧な解説があった。旧制女学校校歌は「おれやこころのあやにしき まことののりをたてぬきにして」というもの。「織れや心の綾錦 誠の則を縦抜きにして」と漢字で書けば意味はもっと伝わる。そして柏原高校校歌、山田耕筰作曲というのがすごい。歌詞の「霧の底より生れ出づる」は、これからの季節、自転車通学をしていた学友が目に浮かぶ。胸を張って最後に歌う校歌、これぞ、同窓会の醍醐味。来年は十周年、さらに多くの参加を、よろしくお願いします。