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切り抜き詳細

発行日時
2015-9-6 8:55
見出し
プレバト
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4369 プレバトへの外部リンク
記事詳細
 何でも略してしまう日本人、その一つが最近人気のテレビ番組「プレバト」。プレッシャーバトルというのが、元の言葉であるとか。プレッシャーは圧力、重圧感の意味。「彼はプレッシャーに弱い」とか、ごく普通に英語のまま使う。英和辞典に熟語としてプレッシャーバトルは無いので、プレッシャーを戦うという意味での造語だろう。  さて、番組の内容は芸能人たちが華道、料理、絵画、俳句などで、題に従って競い合うという趣向。出題するのは、それぞれ個性派揃いの師匠たち。華道は仮屋崎氏、料理は土井氏、俳句は夏井氏。作品ごとに、才能あり、凡人、才能なしとランク付けられる。その中でなかなか人気なのが俳句のコーナー。俳句は文芸、やはりその人の知識や感性が最も問われる。先日出されたのは、夏空と青田の中を走り抜ける新幹線の写真。そして才能あり一番だったのが、今年の芥川賞作家「又吉直樹」氏。作品は「故郷の声走らせて涼新た」。新幹線などと言わず、「故郷の声走らせて」がまずうまい。さらに季語の「涼新た」も効いている。  芥川賞受賞作品「火花」も読んだが、なかなかの才能の持ち主だと思う。小説は彼の業界ネタだが、先輩芸人の屈折した感情や言動が上手く描かれている。また作者の揺れ動く心理状態や生来の優しさがよく伝わる。  この時のプレバトは、又吉氏が才能ありになるかどうかという所が視聴者の興味を引き、かなりの視聴率だったとか。プレバト効果で俳句がもっと広がったら嬉しいのだが。