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切り抜き詳細
発行日時
2015-8-30 8:28
見出し
夏の終わり
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4362
記事詳細
暦では八月八日が立秋で、すでに秋なのだが、実感としては今頃が夏の終わりだと思う。長女がフェイスブックにこんなことを書き込んでいた。「お盆を過ぎると、なんだかセンチメンタルな気分になります。子どもの頃からの夏休みが終わってしまう記憶なのか、お盆に親戚と集まった後の静けさなのか」と。 今年の夏の最大のイベントは、全員で丹波へ集まったことだ。父が亡くなって十年、母が足かけ五年ということで、両親の記念会(仏教だと法事)を兄が開いた。「皆、年取ってきたから、これが最後になるかも、出来るだけみんな集まってくれ」というので、私の家族十二人全員参加させてもらった。懐かしい人たちと近況を語り合い、なかなか楽しい集いだった。 その中で、私の曽祖父「小田伊三郎」の碑に話が及んだ。伊三郎は大路村出身、部落造林を成功させ、松茸で村の困窮を救った。その功績を称える碑が今も守られているという。たまたまその夜、子供たちは国領の民宿泊まりだったので、翌朝、私も合流、宿の主人の案内で碑を見に。昔の記憶よりはるかに立派。「小田伊三郎頌徳碑」とあり、文化勲章受章者で丹波出身の「安藤廣太郎」農学博士の揮毫。 高二の孫ユウジンが「僕の親、その親とたどると伊三郎さんまで十六人か、どの一人が欠けても僕は存在しないんだよね」と話したとか。生命は自分だけではなく先祖からのもの、そしてそれをつなぐ大切な一人としての自分を意識したようで、夏の終わりの寂しさも少し癒された。