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切り抜き詳細
発行日時
2015-8-29 13:16
見出し
丹波布で商品化検討 大手アパレルブランド 高島屋京都店で展示へ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2334
記事詳細
写真・丹波布の可能性について語り合う坂田さん(左)と喬木さん=篠山市今田町下小野原で 大手アパレルメーカー「アーバンリサーチ」(本社・大阪市)が展開するブランド「かぐれ」が、国指定選択無形文化財「丹波布」の商品化を検討している。手始めに9月16日に髙島屋京都店(京都市)にオープンする同ブランドの新店舗で、丹波市内の作家が丹波布で作ったラグをインテリアとして飾る。ラグは、床に敷く小型のインテリア用品。同ブランドの坂田智子マネージャー(40)は、「丹波布で寝具などを開発できれば面白いのではと考えている」と話している。 作家のイラズムス千尋さん(春日町鹿場)が作った丹波布のラグを、店舗内の什器(じゅうき)のインテリアとして使用。販売はしないが、客の反応を見るという。 「かぐれ」と丹波布をつないだのは、アパレル業界出身で、現在は衣食住に関するコーディネート会社「NIKI」の代表を務める喬木(たかぎ)リエさん(35)=柏原町柏原。数年前に移り住んだ喬木さんは、丹波市の伝統工芸に興味を持ち、都市部に発信しようと同社を立ち上げた。 「かぐれ」は今春、喬木さんのコーディネートで、「丹波竹かご同好会」(春日町鹿場)と共同制作した「丹波の竹かごバッグ」を販売。上品なデザインが人気で、特別な日の贈り物として購入した客も多かったという。 坂田さんは、「かぐれ京都タカシマヤ店」のオープンに当たり、京都に近い丹波市の伝統工芸品を使った商品の開発を検討。喬木さんに声をかけたところ、丹波布の紹介を受けたという。