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切り抜き詳細

発行日時
2015-8-27 9:10
見出し
花火4000発・夜空焦がす 宮前組「造り物」大賞 成松愛宕祭
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 「繋(つなが)る」がテーマの成松愛宕祭(同実行委員会主催)が23、24の両日、氷上町成松の中心市街地で開かれた。台風の前触れの風が吹くなか、見物客は夜空を焦がす4000発の花火や300年以上の伝統を持つ「造り物」の奉納、夜店での買い物を楽しんだ。 写真・ダイヤモンド賞を獲得した宮前組の「蘇る戦艦『武蔵』」=氷上町成松で  従来2カ所だった花火の打ち上げ場所を、水防倉庫下流の1カ所に集約。保安距離の都合で花火玉の号数は小さくなった。乾いた音と共に緑や赤の閃光が、あたりの風景を浮かび上がらせた。終盤では、連続して上がる花火の音で地面が揺れるような衝撃と共に、花火の燃えかすが観客に降り注ぎ、見物客は至近距離から見る花火の迫力に圧倒されていた。  一つの材料で立体を作る「造り物」は11の町内会と関西大が出展。今年、沈没した船体の一部が確認された戦艦「武蔵」を作った宮前組の「蘇る戦艦『武蔵』」(スクラップ一式)が最高賞のダイヤモンド賞を受賞。特別審査委員賞、スタンプラリー賞も受賞し三冠に輝いた。