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切り抜き詳細
発行日時
2015-8-23 8:41
見出し
命を守る「丹波モデル」を
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4356
記事詳細
発生から1年が経過した丹波市豪雨災害―。256カ所から約50万立法㍍(10㌧ダンプ約10万杯分)の土砂が流出。うち104カ所で人家に影響が出たが、亡くなったのは1人だった。人的被害が最小限だったことは不幸中の幸いだったが、一方で、その数日後に発生し、多くの犠牲者を出した広島の災害に全国的な注目が移ってしまった。如実に減少したボランティア数がそれを物語った。 市の防災担当課によると、最近では、広島と同規模の土砂に襲われながらも死亡者が1人だったことが「優良事例」として他の自治体から評価されつつあり、担当者が講師役を依頼されることが増えた。他の自治体が関心を寄せるのは、「なぜ死亡者1人ですんだのか。あの時、市民はどう判断し、どう動いたのか」だという。 市は「市民の防災意識を高めるチャンス」と捉えているものの、1年前の災害の詳細な検証が終わっていない。家の外へと避難せずに2階へ上がったのが奏功した、自治会役員が積極的に安否確認に奔走するなどコミュニティが確立していた―のが人的被害の少なかった要因とされるが、一つ歯車が狂えば大惨事にもなりうる。半パニック状態の中で、住民たちはそれぞれ何を判断基準に、どう動いたのか、という検証を深めていくことが必要だ。 市は災害以後、「復興の丹波モデルを発信する」と意気込んでいる。災害発生予測の精度向上のほか、「避難なんてたいそうや」と思わない意識を広げ、災害に応じた避難場所やルートを浸透させるなど、まずは命を守るための「丹波モデル」も検討してほしい。(芦田安生)