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切り抜き詳細
発行日時
2015-8-23 8:40
見出し
ひまわり句会
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4355
記事詳細
十年前、柏原でひまわり句会が発足した。母も私も所属していた「風」という俳句結社が無くなって四年後のこと。「風」の編集発行人は丹波出身の細見綾子で、その夫の沢木欣一が長年主宰をつとめた。細見綾子は平成九年、九十歳で逝去、その四年後平成十三年に夫沢木欣一が逝去。三千人以上の会員、同人の集っていた「風」という結社は終わった。 東海地区で、今の私の師である辻恵美子氏が「栴檀(せんだん)」を立ち上げ、今に至っている。平成十五年、「栴檀」の同人になり、句会を持つことも使命といわれ、それならば細見綾子の故郷、すなわち丹波で句会をと、たまたま本欄で知り合ったAさんに幹事をお願いした。高校の同級生、知人などを誘い、何より同じ師系の母と一緒に一年半句会をもてたことは幸せな時間だった。その母も脳梗塞に倒れ、よりによって言葉を司る機能に障害が残った。「なぜ、母の最も生き甲斐の部分が奪われたの」と神様を恨むこともあった。 その間も、ひまわり句会があることで、丹波へ通うことが続いた。会員の中にも、夫や父母を亡くす人も増えた。今思えば、まさにそういう世代だった。今回、会員それぞれが十年間の俳句を十句と短い感慨を記した。その一句一句に歩んできた十年の月日が記されている。俳句というのは、生きてきた時間を詠むものなのだとあらためて思う。去年までは車で帰っていたが、この頃は電車が楽になった。あと何年続けられるかは分からないが、出会いを大切に、少しでも長く続けられたらと願っている。