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切り抜き詳細
発行日時
2015-8-13 8:35
見出し
「同じ過ちを繰り返さぬために」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4350
記事詳細
NHK特集「特攻・なぜ拡大したか」(8日)を観て驚いた。特攻とは万策尽きた日本軍の最後の手段で、本戦部隊を補助するための攻撃とばかり思っていたが、最末期にはこれが主力の作戦になってしまっていたとは…。「本土決戦」の計画図によると、全国の基地全てに特攻機が配置されているのだ。▼爆弾を積んだ戦闘機を体当たりさせる「神風特攻」の1号機をフィリピンから送り出し〝産みの親〟とされるのは、丹波出身の大西瀧治郎中将だが、実は海軍はそのずっと前から〝人間魚雷〟「回天」などの兵器を開発し、詳しいことを明かさずに搭乗員を募集していた。▼6年前に放送された「日本海軍400時間の証言」は、昭和55年から11年間続けられた、海軍軍令部など中枢の人達による「同じ過ちを繰り返さぬために」という反省会を取り扱い、「門外不出」だったテープが公けに出ることになった。▼番組には「回天」の実体を知らずに応募した生き残りの兵士も登場するが、彼らの抑制的な語り口から、余計にこの戦術の残酷さ、空しさが伝わって来る。▼反省会では元高級将校自らが「海軍(自分の組織)あって国家なし」、「(自分の意見が言えぬ)やましき沈黙」などと漏らしたが、東芝の不正決算事件のみならず、問題の根は現在の日本にも未だ深く残っている。(E)