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切り抜き詳細
発行日時
2015-8-9 8:26
見出し
梅酒
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4343
記事詳細
二か月前に漬けた梅酒が少しとろりとしてきた。地下室には古いものがいくつもあるから、今年は漬けなくてもいいと思っていた。ところが、畑から夫が小梅と梅をたくさん採ってきた。農業を始めた頃に植えたので、大方十二歳の梅の木。桃栗三年柿八年、梅はスイスイ十三年というから、大体当たっている。小梅も一キロほど収穫してきたので、ネットで「カリカリ梅の漬け方」を調べてみた。塩漬けの時に卵の殻を入れるといいとあり、うまくできた。 梅酒用の瓶を探しに地下室の奥に入ったら、何と二十年前と十三年前の梅酒を発見。二十年前と言えば、丁度長女が結婚した年で、義母も元気だったし、私も四十代だった。「すごいよ、二十年前の梅酒があったよ」「うーん、なかなか深い味だね」「琥珀色のきれいなこと」などと言いつつ昼酒。十三年前のは梅もまだ食べられるが、二十年前のはしわしわだ。 子どもの頃、梅酒をかなり薄く割ったものをジュース代わりに飲むのが夏の楽しみだった。薄くと言ってもアルコール度は結構あったはず。親の留守に、やや濃い目に作ると胸がドキドキした。今もお酒が好きなのは、この頃の梅酒のせいかも。 先日観た邦画「海街ダイアリー」では、主人公の三姉妹と、祖母の遺した古い梅酒と、今でも律儀に庭の梅を漬ける長女の梅酒とが、効果的に使われていた。三姉妹の大叔母役の樹木希林が、とてもいい味で、画面に昭和の懐かしい雰囲気がにじみ出ていた。 梅酒も梅干しも買う時代がくるなんて。