パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で1台あたり年317円!!

オルビス

切り抜き詳細

発行日時
2015-8-6 10:46
見出し
あれから1年
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4340 あれから1年への外部リンク
記事詳細
 間もなく迎える8月16日。丹波市を襲った豪雨災害から1年が経とうとしている。当時の写真を見ていると、あのとき感じた複雑な思いが鮮明によみがえって来る。  落橋した八日市橋が12日に供用開始を迎えるように、被災集落は元の姿を取り戻しつつあるのかもしれない。積み上げられた土砂は減り、家屋の修復を終えて生活を始めた家庭もある。しかし、今も元の家に戻れない人もいるし、山林や山裾の農地に目を向ければ、様子は違ってくる。  つい最近、被災者の男性に被災農地や山林を案内してもらった。土砂が入ったままで使い物にならない農地。数えきれない木が倒れたままになっている山林。まるで時間が止まったかのように、災害当時の姿をとどめていた。男性が「ここは昔、こんなんやなかったんやけどね」と言った言葉が重くのしかかった。  丹波新聞では、本号から特集「被災地の今」の連載を始める。あらゆる立場の人に当時を振り返ってもらい、この1年で何を考えたのか、そしてこれからのことを語ってもらう。「問題は今も山積み」というのが正直な感想だ。(田畑知也)