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切り抜き詳細
発行日時
2015-7-26 9:04
見出し
芸術文化の祭典「神戸ビエンナーレ」陶芸コンペで大賞 市野秀作さん(今田町上立杭)
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=1173
記事詳細
篠山市今田町上立杭の丹波焼陶芸家、市野秀作さん(28)=省三窯=の作品「丹波灰釉彩大鉢」が、2年に1度の芸術文化の祭典「神戸ビエンナーレ」(神戸ビエンナーレ組織委員会、神戸市主催)の「現代陶芸コンペティション」でトップの大賞に輝いた。市野さんは、「研究してきたろくろの技術や釉薬の仕事が認められ、うれしい。今取り組んでいる技法で、まだまだやりたいことがたくさんあり、追求していきたい」と受賞を喜んでいる。 同コンペは、現代アートから伝統芸術まで、ジャンルを問わない自由度の高い公募展で、若手作家の登竜門となっている。今年は32都道府県から168人、192点の応募があり、大賞、準大賞、審査員特別賞・兵庫陶芸美術館賞をそれぞれ1点、奨励賞4点の入賞7点と、入選31点を選んだ。 「丹波灰釉彩大鉢」は、直径60㌢で、径の小さい高台(器の底部)から鋭角に広がり、シャープな印象。器の中心に褐色の釉薬がたまり、器の縁に向かって淡い青色へとグラデーションを描いている。下地に青色に発色するコバルトを混ぜた釉薬をエアコンプレッサーで吹き付け、その上に灰釉を施す釉薬の二重掛けによって、器の表面に美しい景色を描き出すことに成功した。 審査員からも、「丹波焼の伝統技法をベースにしたシンプルな造形だが、キレがあり緊張感が漂う。釉薬の持っている独特な表情を最大限に生かし、強い存在感を放つ作品」と評価された。 市野さんのほかに、丹波焼陶芸家の▽大上伊代さん(大熊窯)「卯年の守り神」▽大上裕樹さん(昇陽窯)「蕾」▽清水剛さん(俊彦窯)「積器『鉢』」▽仲岡信人さん(信凜窯)「内包」▽畠賢さん(たさうら)「包容」―の5人が入選した。 同祭典のプレイベントとして入賞作品7点、入選作品31点を8月30日まで、兵庫陶芸美術館(今田町上立杭、079・597・3961)で展示している。また、同祭典本番の9月19日から11月23日の期間、入賞7作品がBBプラザ美術館(神戸市灘区)で展示される。