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切り抜き詳細

発行日時
2015-7-26 8:58
見出し
平和への祈り朗読劇に 戦後70年で語り継ぐ 朗読ボランティア「山うぐいす」
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記事詳細
 来年で結成35周年を迎える朗読ボランティアグループ「山うぐいす」(22人)が8月2日午後1時半から、篠山市民センター(黒岡)で朗読劇「夏雲は忘れない」を上演する。普段、目の不自由な人に向けて市広報や新聞など、「聞きやすく、淡々とした」音読を録音しているグループ。結成35周年と、今年が戦後70年に当たることなどから、戦争の記憶を未来にとどめるために、「語り継ぐための」音読で、原爆が落とされた広島の女学生らが記した手記を朗読劇で披露する。メンバーらは、「普段の読み方とは違うので難しいが、精いっぱいがんばりたい。ぜひ聞きに来てもらえたら」と呼びかけている。申し込み不要で、参加無料。  「夏雲は忘れない」(構成・土屋時子さん)は、広島女学院の生徒らが記した手記を中心に、原爆が落とされた1945年8月6日の様子やその後に迫るもの。  「その日」の朝の出来事をつづりながら、誰もが「その時」「突然」「矢先」の後に、爆風と熱線がまちを蹂躙(じゅうりん)した様を語り、70年前に起きた惨劇に想いを馳せながら、平和への祈りを込める。同女学院では350人の生徒が犠牲になっている。  ほかに谷川俊太郎作の群読「歩くうた」や東海林さだお作の朗読「人体の言い分」なども披露し、言葉やリズムの妙を伝える。  同グループは1981年、篠山町社会福祉協議会が主催した朗読講習を受講した生徒らが中心となって発足。市広報や議会だより、社協だより、新聞や小説などを録音し、現在、依頼のある約20人に配布している。  市内在住の女性が中心。近年は利用者との交流会も開いており、メンバーらは、「録音したCDを楽しみにしていただいたり、お手紙をもらったりすることもあって、とてもやりがいを感じています」とほほ笑む。  作品をより意味のある読みにするために、広島を訪れ、資料や地名などを調べたという代表の新家陽子さん(53)=小多田=は、「私もそうだが、戦争を体験していない人にも伝わるような朗読をしたい。そして、忘れてはいけないということや、新しい平和を考える機会にしてもらえたら」と話す。  また来年で結成35年を迎えることから、「こんなに長く続けてこられた先輩たちはすごいこと。代々受け継いできた会。興味のある人は仲間になってもらえるとうれしい」と話している。  問い合わせは、新家さん(090・5885・2253)。