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切り抜き詳細
発行日時
2015-7-19 9:01
見出し
豆腐と人生摸様
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4319
記事詳細
7月も半ばを過ぎた。「懐かしく思い出の日々夏休み」。様々な記憶がよみがえる夏でもある。 先ごろ、京都のある寺で開かれた法要でこんな法話を聞いた。「豆腐は、大豆をつぶして、温められたり、固められたり、冷やされたりしながら形になる。そして、どんな料理にも合う。人間もそのようになりたいものだ」と言われた住職の話が心に響いた。 数日後、欽ちゃんと呼ばれる茶の間の人気タレントの萩本欽一さんが、駒澤大学仏教学部の社会人入試を突破したことを取り上げたテレビ番組を見た。萩本さん自身、「人の名前を間違えたまま舞台を終えたことなど、仕事や日常生活で老化を感じた。何とかしなければと思いついたのが大学入試だった」という。「家が貧しく、大学に行けなかったので、いつかは」と思っていた夢を実現させた。テレビで、受験勉強の工夫、入学後の学生との交わりなどを見るにつけ、頭の切り替えのうまさと柔らかさを感じた。 萩本さんについて、「今までと違うことをすることが認知症予防につながる好例」と認知症研究の専門家は指摘する。「退職後、色々な検定にアタックしている」という人の声も耳にしたが、「前向きな気持ち、目標を持つこと」が予防にもつながるのでは。 「私には無理、出来ない」と決めつけないで、新しいことに挑戦する勇気を持ちたい。カラオケ大会の舞台に立つ高齢者の生き生きとした姿を見るにつけ、そんな気持ちがわいてきた。冷や奴を食べるときには、豆腐の話を思い出しながら、じっくりと味わいたいものである。「暑き日を遊び心で世の中渡る」。(臼井 学)