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切り抜き詳細
発行日時
2015-7-19 8:51
見出し
2冊目「各驛停車」出す 感動伝わる句追求 山南町の大野さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8929
記事詳細
山南町上滝の元小学校教諭、大野昶(沙年)さん(79)が、自選句集「各驛停車」を出した(印刷・丹波新聞社)。定年退職後に俳句を始めて20年。自身の句集としては2冊目で、「以前は俳句をかたく考えていたが、今では言葉遊びのような感覚。始めたころよりも面白い」と話している。 俳句を始めて10年の節目となる2005年に句集「二輌電車」を出版。それ以降から昨年末までの作品を集録した。タイトルは家の近くを通るJR線から取った。 一番気に入っている句が「山霧のとりまく郷や吾小さし」(2012年、朝日俳壇で入選)。見慣れた山が見えないほどの濃い朝霧に包まれる中を散歩していると、自分は何と小さな存在かと感じたという。「珍しく濃い霧で、今も情景は鮮明に覚えている」と話す。 退職後、地元の公民館で開かれていた「松風句会」に参加し、ホトトギス派の故・中村芳子さんに師事したが、年齢とともに句会から遠ざかった。それでも作句は精力的に行い、「力試しのつもりで」新聞や雑誌への投稿を続けている。今回の句集では新聞文芸で特選などに選ばれた6句を「自信を与えてくれた句」として紹介している。 普段の身近な暮らしの中の小さな感動を句にしてきた大野さん。常にメモ帳を携帯し、思いついたら書き留める。それを小さなノート、もう一冊のノート、原稿用紙の順に書き写し、推敲を重ねながら「人に自分の感動が伝わる句」を追求している。 10年で3000句以上を詠んだ中から収録句を厳選。「どの句もかわいい。自分の歴史」と話す。句集が完成し、「句集なるされど祭りの果つるごと」と詠んだ。「発行に向けてバタバタと忙しく、楽しみながら準備した日々がお祭りのようで、祭りが終わった後の少し寂しいような、ほっとしたような気持ち」と話している。