HOME
お知らせ
日々のこと
家づくり
農耕生活
食べもん
モノづくり
暮らし
地域づくり・人づくり
丹波のニュース
管理者コラム
お問い合わせ
オンライン状況
9 人のユーザが現在オンラインです。 (6 人のユーザが 丹波のニュース を参照しています。)
パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で
1台あたり年317円!!
切り抜き詳細
発行日時
2015-7-5 9:11
見出し
特別な教官
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4303
記事詳細
本紙連載「戦後70年丹波人の証言」で、満96歳の元海軍電信兵、池上隆一さん(丹波市氷上町石生)に戦争体験を聞いた。取材のお願いに自宅をにたずねた際、「陸軍の悲惨さはよく知られとるけど、海軍もみじめやで」と言われた。重い話が続いた。 輸送艦で外洋と内地を行き来していた関係で、池上さんの手元には多くの資料が残っている。地元からの激励の手紙も多くあり、存命の人が70数年前の少年少女時代、書いたものがあるかもしれない。 貴重な資料と思われるのが、通信教員として約1年勤務した松山海軍航空隊(松山市)の練習生から転勤に際し、贈られた色紙だ。パイロットを目指す若人が、零戦や軍艦を描き、決意をしたためている。訓練のようすの風刺画もある。池上さんは、当時の若者の率直な気持ちが綴られた色紙を展示し、陽の目を見せてやれないかと思案している。 戦時中に教え子が教官に感謝の品を届けるなど、ほぼあり得ない。指導が生ぬるいと自身は上官に殴られながらも、決して教え子に手を上げなかった。特別な教官だったのだろう。(足立智和)