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発行日時
2015-6-21 8:38
見出し
気象観測が丸40年に 「2020年まで記録残す」 氷上町香良の荻野正裕さん
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記事詳細
 元中学校理科教師の荻野正裕さん(85)が氷上町香良の自宅で続けている気象観測が丸40年を突破した。庭に設けた百葉箱の計器を毎朝晩、目視確認するなどして記録をつけている。「あと5年、2020年まで続けられるようがんばり、1991年から2020年までの30年の記録を残したい」と話している。  午前6時、9時と夕方6時の3度計測する。野外センサーで屋内からも観測できるようにしたが、最高気温は水銀温度計、最低気温はアルコール温度計で必ず目視確認する昔ながらの方法で観測。毎月1冊ずつ更新する「観察野帳」は482冊目。ペンでデータを記入していく。  近年は、今春不具合が生じるまで、センサーとパソコンを連動させ、データを自動処理できるようにしていたが、その時も庭に出て、「野帳」に記録をつけるのを欠かさなかった。「野帳」には自然観察の欄があり、鳴き声を聞いたり目撃した鳥や動物の名前、庭から見える五台山のスケッチ、霧の発生の有無など、データには表れない事象を書き込むためだ。  荻野さんは4年以上を費やし、1981年から2010年までの観測データをまとめ、「丹波氷上町の記録」(B4判、369ページ、丹波新聞社印刷)を2年前に自費出版した。「その土地の気候を論じるには30年の継続観測が必要。本に整理するところまで到達できるか分からないが、1991年―2020年の30年のデータを取れるよう、健康に気をつけたい」と話している。  荻野さんはボランティアで丹波市に毎月の観測結果を提供している。