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切り抜き詳細

発行日時
2015-6-14 8:56
見出し
法令順守と心通う行政
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4284 法令順守と心通う行政への外部リンク
記事詳細
 丹波市水道部、消防本部の相次ぐ不祥事で混迷した同市政を立て直そうと、市は今年度から企画総務部内にコンプライアンス(法令順守)推進係を新設。職場風土の改善、不祥事防止のための職員の意識改革に向けた取り組みを本格的にスタートさせる。  水道部の不祥事は、今なお尾を引き、高濃度マンガンが検出された青垣新水源の問題を論じる際には、「市への不信感がぬぐえない」と、計画に反対する市民感情の根底にある。  水源が乏しい春日地域に水融通をはかるため、氷上町幸世地区の水を春日地域へ送る配水計画についての説明会が5月、地元の幸世地区で開かれた。市は、「マンガンを除去すれば、水道法に基づく基準値以下の安心・安全な水を安定供給できる」と説明。これに対して住民は、「法律どうこうの話は聞いてない。なぜ地元の水を地元住民が飲めないのか。心の通った行政をしてほしい」と訴えた。皮肉にも、法令を順守することを怠った市政が、法令に基づいて仕事をしようとして批判を浴びている。  相次ぐ不祥事を受けて設置された市の諮問機関、第三者委員会は、問題が発生した時に適切な対応ができなかった、市長をはじめ、管理職の資質向上を強く指摘した。2度と同じことを繰り返さないという意味で、これから本格スタートする市職員の取り組みに期待したいが、不祥事によって失った信頼回復も同じように重要だ。法令順守と「心の通った市政」―。悩ましい2つの関係性の間で揺れながらも、市長をはじめとする管理職の判断が、これからの丹波市をつくる。(芦田安生)