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切り抜き詳細
発行日時
2015-6-7 9:05
見出し
万緑(ばんりょく)の旅
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4276
記事詳細
田植と夏野菜の植え付けも終わり、ほっと一息の夫が、「温泉でも行かないか」と誘う。丁度私も、毎月編集している俳誌の原稿入れが終わった所。珍しく時間が合う。「僕は身延(みのぶ)山と白糸の滝が行ったことないから行ってみたい」と夫。「白糸の滝は行ったことあるけど、身延山は知らないわ」「身延山は日蓮宗の総本山で、奥の院へはロープウエイで登れるよ」「じゃあ若葉がきれいよね」と、信心ではなく物見遊山の一泊旅行へ出発。 中央道沿いの山々は緑一色で、まさに万緑。宿泊は甲州市にある「ぶどうの丘」。ここは市が経営するワインカーブのある温泉付の施設。ワインカーブというのは、気温を一定に保つ地下のワイン貯蔵庫で、千百円を払うと、試飲用のしゃれた器が渡され、辛口から甘口、白、赤、ロゼとすべて試飲できる。身延山に時間がかかり、ワインカーブの試飲は終了していて残念。「天空の湯」という硫黄泉にゆっくり浸かってから、同じ敷地内のレストランへ。地元産の発泡ロゼワインで軽いコース料理をいただく。何度か来ているが、料理の味がグレードアップしていて嬉しい。 翌日は、富士山を正面に見ながら、北口本宮富士浅間神社へ。間近にするほど富士山の姿は美しい。さすがに世界遺産だ。白糸の滝も、世界遺産関連で三年前に来たときよりずいぶん整備されている。最後は富士宮まで走り、B級グルメの焼きそばを食べ、浅間大社へ。帰りは新東名経由で午後七時に帰宅。なかなか充実した万緑の旅だった。