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切り抜き詳細
発行日時
2015-6-4 8:23
見出し
一生の宝もの
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4272
記事詳細
長女が就職して初めていただいたお給料で、 私たち夫婦を夕飯に招待してくれた。 好きなところに連れて行ってくれるというので、 一番好きなインド料理を選んだ。 席に落ち着くとにこにこしながら 「なんでも好きなもの食べてね」 と優しいことを言ってくれる。 就職活動が始まる頃、 彼女からは 「就職しない。 世界中を旅してまわる」 という宣告を受けていたのだが、 ひょんなことで初めて受けた会社がとても好印象だったらしく、 今回のご縁に繋がった。 美味しいインド料理をいただきながら、 会社の様子や先輩方の話を聞いた。 「私は嫌われ役だから」 と毎回、 娘の仕事の細かいところまでチェックして、 注意点をメモ書きにして渡してくれる先輩がいるという。 私と夫はそれを聞きながら、 「誰だって嫌われたくない。 それなのにご自分のお仕事も超多忙な中で後輩の仕事のチェックまでしてくださる。 本当にありがたいこと」 と口をそろえて言っていた。 娘のことになると理解良さげに偉そうなことを言っているが、 自分の身に振り返ってみると反省することばかりだ。 文句を言わず、 全てをありがたく受け入れられていたら、 今頃自分自身どんなに成長できたことだろう。 その晩、 娘相手にビールをのんで上機嫌な夫が頼んだ料理は、 マハラジャセット。 その名の通り、 「マハラジャ (偉大な王)」 の気分の一夜だったに違いない。 私の宝物はこの日娘が支払ってくれた食事のレシート。 一生の宝物をありがとうね。 (土性里花・グループPEN代表)