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発行日時
2015-5-31 8:24
見出し
デカンショ節体験館整備 今年度、4事業柱に 日本遺産推進協議会が初会合
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 4月下旬に文化庁が創設する日本遺産に認定された篠山市。 今年度の推進事業案として、 大手前展示館内を改装し、 デカンショ節体験施設を整備するなど4事業を柱として推進することが、 28日、 篠山市民センターで行われた 「篠山市日本遺産推進協議会」 の初会合で明らかにされた。 写真・デカンショ節体験施設の整備事業が計画されている青山歴史村(左)と大手前展示館。 入口は青山歴史村に設置される=篠山市北新町で  推進事業については、 文化庁が全国で認定した18件に対し総額約8億円を交付する計画で、 現在、 篠山市の推進事業案は文化庁で審議され、 6月中に交付額が決まるという。  4事業は▽デカンショ節体験施設の整備事業▽日本遺産丹波篠山電脳案内事業▽日本遺産認定記念フォーラムの開催▽地域活性プロモーションによるデカンショの魅力発信事業―。  大手前展示館 (北新町) 北側の空きスペースを改装し、 西側の青山歴史村との壁を取り払い、 「デカンショ体験館」 を整備。 デカンショ節にまつわる資料を展示したり、 映像を流すほか、 デカンショ節を踊る体験をできるようにする。 入口は青山歴史村に設ける。 また、 青山歴史村の中庭に 「デカンショ体験広場」 を設け、 輪踊りが体験できたり、 小さなショーを開くスペースにする。 このほか、 青山歴史村入口付近にある倉庫をトイレに改装する。 同事業の交付要望額は約5400万円。  電脳案内事業は、 デカンショ節に唄われている市内の名所や歴史的文化財に多言語の案内プレートを設置。 その案内プレートにAR (拡張現実) 技術を活用し、 スマートフォンをかざすと自動的に関連する映像を映し出す。 また、 日本遺産用のホームページを作成したり、 日本遺産をPRしたパンフレットにもAR技術で映像を流す。 交付要望額は約1647万円。  来年2月にフォーラムの開催を計画。 市民とともに日本遺産認定の意義などを考える。 基調講演、 パネルディスカッション、 日本遺産認定をテーマにした劇団の公演、 デカンショ踊りなどを予定している。 交付要望額は約128万円。  魅力発信事業では、 芸人が居住しながら、 笑いで地域活性化を支援する吉本興業の 「あなたの街に住みますプロジェクト」 を活用。 市職員や市民で構成する 「ふるさと劇団」 を結成し、 デカンショ節を舞台化。 デカンショ祭とフォーラムで上演する。 交付要望額は約172万円。