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切り抜き詳細
発行日時
2015-5-24 8:49
見出し
早苗饗 (さなぶり)
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4260
記事詳細
早苗饗と書いてサナブリ、 地域によってはサナボリとも。 「サ」 は田植え、 もしくは田の神のこと。 田植え始めは、 田の神に降りてきてもらう(サオリ)で、 田植えが無事に済むと、 また天へのぼってもらう、 それがサノボリの語源だとか。 饗は音読みだとキョウ、 饗宴(キョウエン)はもてなしの宴のこと。 饗は(あえ)とも読み、 能登地方では十二月の初め、 田の神をまるで透明人間のように扱い、 風呂に入れたり、 御馳走を並べて住民も共にいただく 「あえのこと」 という行事が今もある。 つまり、 田の神への感謝と労働へのご苦労さん会ということ。 今年の我が家の田植えは、 久しぶりに長男一家と次女一家が来てくれた。 私は、 午前と午後二つ句会があるので、 みんなの握り飯だけ作って欠席。 中古の田植え機の調子が悪くて、 午後からようやく一枚を植えることができた。 山菜のワラビやフキ、 木の芽も山ほど収穫してきてくれた。 まだ二枚の田植えが残っているのだが、 その夜は我が家流のサナブリで盛り上がる。 食後は枝ごと採ってきた木の芽を一枚ずつもぐ作業。 大量なので、 茹でたあとはフードプロセッサーで刻んで煮込む。 大鍋一杯の 「木の芽の炊いたん」 が完成したのは深夜十二時。 翌朝は私も田んぼへ、 といってもスマホで写していただけ。 その夜も二度目のサナブリ。メインは朴(ほお) の若葉で包んだ 「朴葉寿し」。 食べるのも作るのも初めてというお嫁さんに作り方を伝授。 この季節ならではの食べ物を頂き、 久々の家族団らんもできた。 その中心になった田んぼに感謝の早苗饗だった。