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発行日時
2015-5-21 8:35
見出し
延長、PK制し県ベスト8 5月30日に神戸弘陵戦 柏原高校サッカー部
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http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8834 延長、PK制し県ベスト8 5月30日に神戸弘陵戦 柏原高校サッカー部への外部リンク
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 柏原高校サッカー部 (57人) が、 5月17日に三田市で行われた県高校総体の5回戦で北摂三田を延長、 PK戦の末に破り、 8強入りを果たした。 道具や私物の整理整頓、 日頃の学習態度などサッカーをしていない時間 「オフ・ザ・ピッチ」 の行動を重んじ、 出場メンバー選考や練習メニューの決定も選手自身で行う 「自主自律」 のチームづくりが好成績につながっている。準々決勝は30日、優勝候補の一角、 神戸弘陵と対戦する。  後半に1点を失った柏原は終了5分前、 荒木工 (たくみ) 君 (3年、 篠山) が右サイドから折り返したボールを、 稲垣柊治君 (同、 氷上) がゴール左隅に決めて同点。 延長戦に突入した。  柏原は延長後半、 稲垣君が相手ディフェンダーの裏に出したパスに反応した増下直人主将 (同) が、 前に飛び出したキーパーの位置を見ながら落ち着いてゴールを決めて逆転した。 このまま逃げ切りたい柏原は、 体を張って相手の攻撃を抑え、 ふんばったもののセットプレーから失点。 PK戦へともつれ込み、 4―3で接戦を制した。  試合を振り出しに戻す同点弾を放った稲垣君は、 「先制された時は焦りがあったが、 仲間を信じ、 がまんし、 耐え続けて得た、 本当に大きな勝利」 と声を弾ませ、 PK戦を制したゴールキーパーの八尾駿介君 (同) は、 「毎日、 PKの練習を取り入れてきた成果が出た。 絶対に止めるという気持ちだけだった」 と振り返った。  同部は 「オフ・ザ・ピッチ」 重視のチームづくりを進化させるため、 同様の取り組みを先進的に実践し、 2年前には全国大会に出場した強豪、 滋賀県の綾羽高校と昨年12月、 交流試合を行ったが、 0―6と大敗。 それ以降、 結果の出ない苦しい時期が続き、 2―3月の練習は、 あえて金信志監督ら顧問が指示を出し、 チームに刺激を与えた。 4月以降、 再び自主的な練習へと切り替えると、 以前より取り組む姿勢と練習の質が向上したという。  また、 練習のない木曜日には、 顧問の和田圭司教諭が、 週末に行った試合を撮影したビデオを選手に見せながら内容を分析。 修正点がどこにあるかを選手が考え、 練習メニューに反映させた。 4月に綾羽高校と再戦。 1―1と引き分けたことで、 自分たちがやってきたことに自信を取り戻した状態で県総体に臨んだ。  増下主将は、 北摂三田戦後、 「相手と力が均衡しており、 後は気持ちの差が出ると分かっていた。 『オフ・ザ・ピッチ』 にこだわった2年間を信じて走った」 と振り返り、 次戦に向け 「相手は、 実力的には格差のあるチーム。 チャレンジャーの気持ちで戦う」 と話した。  金監督は、 「サッカー選手である前に、 人として当たり前の、 単純なことを繰り返そうという取り組み。 その大切な部分に気付ける選手が増え、 結果が出始めた」 と手応えを話す。 次戦に向け、 「8強入りした興奮状態を一度、 ゼロに戻したい。 攻略する策はないほどの強豪だが、 同じ高校生。 どこかに必ずすきがあるはず」 と話している。  神戸弘陵には、 丹波市出身のベハラノナオキ君と小西天祐君が所属している。