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切り抜き詳細
発行日時
2015-5-17 9:00
見出し
配水計画白紙撤回を 市の説明に反対一色 幸世住民500人が出席
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=8824
記事詳細
丹波市が合併のスケールメリットを生かして水源が乏しい春日地域に水融通をはかるため、 氷上町の桟敷水源の水を春日地域へ送る配水計画についての住民説明会が12日、 大師の杜体育館で開かれた。 地元の幸世地区住民約500人が参加し、 関心の高さをうかがわせた。 東芦田新水源の除マンガン処理した水を含む青垣の水を幸世地区に配水し、 同地区の水を春日に送るという計画に対し、 住民からは白紙撤回を求める、 反対意見が相次いだ。 説明会は、 幸世地区自治振興会 (上村行男会長) が市に説明を求めるかたちで開かれた。 市側は、 辻重五郎市長、 細見滋樹公営企業管理者らが出席。 現行計画通りに事業を進めることに理解を求めた。 これに対し住民からは 「先人が残した財産である水を他の地域に送り、 自分たちが飲めないのは納得できない」 「住民を無視した行政だ」 「人口が減っているのに、 なぜ新たな水源が必要か」 などと反論、 疑義が相次いだ。 市側も 「除マンガン処理すれば、 安全な水だ」 「除マンガン処理した水を飲んでいただいている地域は市内にもあり、 費用面からも検討した」 「渓流水を使っている春日には課題がある」 「説明は今回で終わりではなく、 今後の進め方も相談させていただく」 などと答弁したが、 住民側からは 「そんな話は聞きたくない」 などと市の説明をさえぎろうとする声が発せられたり、 発言者が強い口調で白紙撤回を求めると会場から賛同の拍手が響くなど、 両者の主張は平行線をたどった。 説明会が終わりにさしかかると、 住民の一人が説明会参加者を代表するかたちをとり、 「我々は今後とも、 『幸世地域には、 桟敷水源の水を』 を要求して、 あらゆる行動を展開する」 とする決議文を朗読、 会場からは大きな拍手がわいた。 上村会長は、 「市は 『住民の納得が得られるまで説明する』 としているが、 それがなかったと受け止めた。 住民から多くの意見を出してもらい心強かった」 と話した。 辻市長は取材に対し、 「今回は、 まずは市の考え方を説明させてもらう場であり、 地域住民の厳しい声をいただいたと受け止めている。 今後のことは振興会と相談しながらだ」 と話した。 同地区はこれまでに、 ▽現行通りの水源の水が飲みたい▽春日の水を補うためなら青垣から直接、 送るべき▽新水源を使うなら飲料水以外で―を3つの柱に反対の意思を表明。 市は自治会単位でも説明に出向くとしているものの、 市との窓口を自治振興会とすることを確認している。 ただ、 自治会によってこの問題に対する温度差もあることから、 有志らが振興会を支援しようと自治会長経験者、 知人らに呼びかけ説明会前に集会を開催。 改めて地区としての意思表示をするべきだという声が出たことから決議文作成に至った。 有志の一人は、 「新たな運動団体をつくろうというのではなく、 あくまで振興会を尊重し、 支援の仕方を考えるための集会」 と話した。 市は3月定例会で、 東芦田新水源の水に含まれるマンガンを除去する装置の設置費用を含む水道事業会計予算を市議会に提案、 賛成多数で可決されている。