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切り抜き詳細
発行日時
2015-5-10 8:40
見出し
大楠と春落葉
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4240
記事詳細
落葉だけだと冬の季語。 落葉樹 (サクラ、 カエデ、 ケヤキ、 ムク、 エノキ、 その他色々) の落葉を言う。 楠 (クス)、 樫 (カシ)、 椎 (シイ)、 杉など、 常緑樹も必ず散る。 春なら春落葉、 夏なら夏落葉、 常盤木 (ときわぎ) 落葉ともいう。 今年の春は風雨が強く、 道の端や側溝に春落葉がたくさん散り積もっているのに気付いた人も多いことだろう。 それらが散った後は、 ほのかに紅色を帯びた新芽が吹き始める。 卒業五十周年記念同窓会のあと、 何人かで母校を訪ねようということに。 「たんば黎明館がとっても素敵だから、 まずお茶をしようよ」 と私が提案。 十人ほどになるから、 あらかじめ予約の電話を入れる。 見違えるような姿に生まれ変わった建物に一同感激。 「ル・クロ丹波邸」 の二階、 南欧風ダイニングカフェでくつろぐ。 「僕、 ここで剣道部の合宿したことあるよ」 とか、 「一階はテニス部の部室だったわ」 とか、 五十年前の話題で盛り上がる。 「私たちの子どもの頃なんて、 やっと戦後十年、 歴史遺産よりも生活優先、 柏原陣屋の長屋門には用務員さんが暮らしていたのよ」 と、 文化財保存委員会が聞いたらびっくりするような話が飛び出す。 スイーツやコーヒーを堪能した後、 母校へ。 柏原高校のシンボル 「大クスノキ」 も元気に新芽を吹いている。 野球部やテニス部、 剣道部など体育会系に所属していた人たちは懐かしそうにグランドをそぞろ歩いている。 足元を楠の春落葉が転がってゆく。 今年もまた楠は新しく芽吹いた。 私たちもまた、 日々新しく生きなくては。