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切り抜き詳細

発行日時
2013-2-15 23:33
見出し
ちょっと副市長の信用ならない答弁が見えてきたよ。
リンクURL
http://yokotaitaru.com/archives/310 ちょっと副市長の信用ならない答弁が見えてきたよ。への外部リンク
記事詳細

なるほど、副市長の答弁はアヤシイってことがわかってきた。

 

今日は臨時議会でございました。

水道工事における不正支払問題における職員と市長の処罰について

市長から提案された内容を精査し、議決するというものでした。

 

結論:否決でした。市長の提案を突っぱねた形です。

 

まずこういうことがあったということを市民の方々にお伝えする

必要があると思うので、上手に説明出来ませんが、読んでみて下さい。

 

 

水道工事の不正支払の事件について。

 

これは、事業が完了していない段階で、事業完了時に支払うべきだった

工賃を工事業者に振り込んだら、まさかの業者倒産となってしまって、

事業も完了してないのにお金だけは振り込まれてしまったというものです。

 

そして倒産したので、当然事業継続はナシ、というあまりにも残念な話。

 

勝手に振り込んだことは非常に良くないことですが、それだけに終わらず

さらに、このことは6月中旬に発覚したにも関わらず、上長への報告が

2ヶ月後まで先延ばしにされていて、極めて悪質な情報隠蔽だったという

事実があり、職員の管理責任を問われる事件となっていきました。

 

こういった事件が発覚した時点で早々に処罰を決めるべきだったわけです。

 

というのも、市長はその時点(8月末)では11月末までの任期であった

わけですので、もしかすると市長選挙に落選したり、そもそも立候補を

しなかったりしたら、責任を問えない形になりそうだったからです。

 

実際、その時それで多くの議員が「早く処分をすべきである」という

主旨の意見を市長に伝えたのですが、「刑事告訴されてからの、司法

の判断を待ってから自分の処罰も決めたいと思う」と答弁しました。

 

そんなことを言って、市長の2期目を終えても結論を出さず、司法の

判断を待つことをそこで説明したのでした。

 

 

しかし、今回の臨時議会でこんな内容の議案を出してきたのでした。

 

「職員が退職するので、彼が退職する前に行政処分をします。それと

市長としての処罰も、ここでけじめとしてつけておきたいと思います。

私の処罰は、月額給与の30%減額を1ヶ月分です。」

 

議案というのは、「議員さん、これでいいっすか?」というものです。

それを見て議員は、それはいいとか、それはダメとか議決するのです。

 

今回の件では、すごく大切な点が抜けているにも関わらず、強引に

議案を上げ、意思決定を迫っているところに卑怯さを感じました。

 

処罰の内容を検討下さいということ自体が間違っていて、そもそもの

処罰のタイミングがここで良かったのかを問うものとなっておらず、

否決しても「この額ではいけないと思います」という意思表示をする

ような議案になっていたからです。この処罰でいいですか、と。

 

で、この処罰でいいか、じゃないでしょうよという意見が出ました。

そして、何のためにこの時期にしたのかが説明出来ていないのでは

ないかと、同僚議員数名が再三に渡って、そのことを質問しました。

 

すると、最も市民が納得出来る形で処罰を決めたいという気持ちから

この時期に処罰を意思決定するのが適切と思ったと市長が答えたので、

そこで「おかしなことを言うとるな〜」と思ったわけです。

 

今回の不正事件に関わる、管理責任者としての市長の処罰を決定する

とすれば、時期的には4つの選択肢がありました。

 

1.事件が起こってすぐに処罰を決める

2.市長の任期内で処罰を決める

3.職員の退職時期に合わせて処罰を決める

4.何があっても司法の判断が出てから処罰を決める

 

このうち、妥当だったのは2番だったはずなのですが、これを市長は

「市民の納得を得るために、司法の判断があってから処罰を決めたい」

という意思決定をし、処罰の結論を先延ばしにした。

 

にも関わらず。

 

今回は、市長の任期でもなんでもなく、職員が退職するだけの話。

事件の当事者である職員の処罰は当然やるべきだし、この職員が辞める

までに行政処分をしなければならない、という話はよく分かるし正しい。

 

だけど、市長はこれから任期が4年あり、司法の判断を待つのには

まだ十分な時間があり、だからこそ前回の任期内にこだわることなく、

処罰の結論を先延ばしにしたのだから、市長が、職員が辞めること位で

自分の任期内で処罰を決めなかったほどの重大な決意をひっくり返す、

ということがあったとしたら話のつじつまが合わなくなります。

 

それを強引に意思決定しようとしているわけですから、とんでもない。

さらに言うと、これはとっても説明が難しいのですが。

 

今回のやり取りの中で、副市長がすごく不誠実な発言をしました。

 

副市長は、これまで質問をしても全然まっすぐに返答をしてこないので、

僕の中ではとても不誠実で、適当な答弁をする人と決まっているのですが、

今回は特に不誠実で、契約の中身の解釈をねじ曲げてまで、自分の発言の

矛盾を丸めてしまおうとしました。

 

これは、非常に説明が難しいのですが。。。

 

入札に関わって専門家に相談を出来るための決まりごとを示した規約があり、

そこには確かにいろんな場合に専門科の先生に相談をすることにしています

という内容の記載をしていました。主に入札に関わることでした。

 

その規約を取り上げて、「一連の不正支払についても、規約に基づいて

あらかじめ相談する心づもりがあった。」という主旨の発言をしたのでした。

 

ところが、その規約のどこを調べても、不正があったときの処罰やその後の

対応を相談することなど、ひとつも書いておらず、それを専門家の先生に

相談しても、規約内にある内容と違うことを相談された先生が責任を

問われることなどないのです。

 

いわば誰がどう言おうと責任の発生しない、非常にあいまいな発言をして

もらったことを「専門家に認めてもらえた」として、議員を騙すような説明

をしたわけで、正直ビックリするような偽証なのです。嘘をついたのです。

 

うまく説明が出来にくい事項ですが、今回の件で確信したのは、こういった

やりとりの中にある「専門家に相談した」という発言がアヤシイということ。

 

専門家に相談したら、なぜ大丈夫なのかが明確に規定されていないような

ことについても相談をして、曖昧な答えをもらったことを「認めてもらえた」

として、当局が意思決定をしている可能性があることを今回は示しました。

 

これまでもそういった答弁は多くあったようで、それらすべてについても、

「ホンマにちゃんと相談出来てたんかいな?」とか「そもそも専門家って

信用出来る人なんか?」という疑いを持つのはとても自然なことです。

 

こういう信用されない行動をする人が、不正事件を機に取り組もうとして

いるのが倫理憲章というものです。これは職員倫理を規定するものです。

 

そこに、信頼されるような職務執行を行うことを目標に掲げていますが、

そこのトップが信頼に足り得ない行動をしていて、倫理憲章を規定すると

言ったところで、その決めごと自体がとても空虚で無意味に思えます。

 

市政にとって、信頼される仕事をしないトップほど邪魔な存在はいません。

 

不信感を持たせるような仕事をする人が、丹波市の重要な意思決定を担う

ことなど、許されるとは到底思えませんし、そのこと自体が多くの市民が

知らないことに対しても、僕は非常に腹立たしいことだと思います。

 

今回はそういった極めて不誠実な副市長の答弁もあって、さらに前述した

処罰を決断するタイミングとしてもおかしいということで、反対討論をし、

結果的に否決ということになりました。正直、ホッとしています。

 

こういうことを通じて、「ホンマはちゃんとやってないかも」という、

適切な監視の目というのは養われていくのだと思いますし、市民に伝える

ことを考えれば、必要な情報が揃ってもないのに議決しなさいというのは

非常に乱暴なことだと感じました。

 

それにも関わらず。。。

 

賛成した議員が8名もいましたが、あんな不誠実な情報源からの議案を

どうして賛成するのか、またそのことをどう説明するのかが、僕には

まったく理解出来ませんでした。ちゃんと考えていないんだろうな〜と。

 

まあ、こういう感じですので、みなさんが傍聴に来てくれることから、

「ははーん、こんな変なやり取りがあるのか!!」という理解が深まり、

徐々に市政の本当のところが明らかになってくると思います。

 

どうぞどうぞ、傍聴に来てください。

来れなくても、気軽に尋ねてください。

 

出来るだけ分かりやすく、こういったやりとりをお伝えします。

興味を持って、自分の町に関わろうとしてみてください。

いっぱいやれることはあるし、意外と自分に関係ありますからね〜。