3年前に講演会をお願いしたのがきっかけでした。
いまも務める三田市まちづくりプラザの市民活動アドバイザーの仕事で講演会のテーマを考えてたときに、これもfacebookでのタイムラインで流れてきた書評を見て衝撃を受けたのでした。
ローマ法王に米を食わせた!!?なにそれ!?
センター長にもその素晴らしさや驚きを説明し、羽咋市役所に連絡したら、すぐつながって「日程さえ会えば伺いますよ。」って、こんなにすぐ来てくれたりするもんなの??って驚いたものでした。
後日にあれよあれよと現実となった講演会でもシビれまして、センター長に加え、(今では丹波の移住のキーマンとなってますが)まだ丹波に移住が決まってなかったときのIくんも加えて、不思議な羽咋市行きの旅行をして、これまた感動したものでした。
その後も、篠山市の議員さんが講演を依頼されたときも、市議会の視察でも足を運び、高野さんのお話を何回も何回も聞いています。
今日でたぶん6回目でしたが、今日は「これ10年前からやってたん・・・。しかも経済の成立がほんますごい。」というところに響き、常に聞くたびに新しい発見をもらうのでした。
おかげさまで本日は、沢山の人がファシリテーターとして関わって下さることになったことで、みんなに高野さんの話を聞いてもらえたのが本当に嬉しかったし、3年経ったいまこそ、みんなで聞かなきゃいけなかったのかもしれないなと思います。
さて第二部にワークショップを用意したら、
ほんまに、ほんまに、驚くくらいにずらりと人が去っていったのでした。
120人いた人数が、わずか45名ほどになりました。
ワークショップのときにこそ、課題の当事者として向き合って欲しかったのですが、「ここからが本番ちゃうんかーい!」って思ったのでした。
「議論してても仕方ない。やればいい。計画書や会議など、いくら積み上げたところで変化はしないのだから。」
この話を聞いて、居ても立ってもいられず、地域に戻って仕掛けにゆかれたのであれば素晴らしいことだなと思います。
ただし、インプットの衝撃が大きいからこそ、アウトプットしながら感じたことをシェアする、そして具体的なプロセスを早速につくり、もう走り出すことができればいいんだと思うから、共有する場を設けたわけです。
そしてそう思ったからこそ、もーう長々〜とあいさつ文も書いて、わざわざ帰りにくいよう、帰りにくいよう〜に、丁寧に(笑)仕上げて来たつもりでしたが「ずらりと帰ってしまう姿」を見て思いました。
「ふむふむ、当事者じゃない方から帰ったのか、極端に当事者意識が高い方が帰ったのか。
うむ、どちらにせよ今ここに残ったメンバーこそがミラクルなのだろう。
奇跡的なひとたちに感謝。」
やりきれないとまでは言わないけど、一瞬だけ自嘲気味な笑いがこみ上げてきたのは、自分がいかにもプランを過信していたのと、期待してしまっていたからでしょう。しかし、こうした状態を一緒に目の当たりにしてくれる人がいて、そして想いをひとつにしていくことができることが嬉しいことだなと思いました。
とても複雑な気持ちですが、講演会を終えたいま、とても嬉しいなと思っているのはいろんな人に感謝をしているということです。
高野さん:本当に素晴らしい講演で、なんとなくですが、僕が聞いていた数回の中でもとくに心地良く話して下さっていたように感じました。脚本を組み立てる力の素晴らしさに、いまさらに気付かされます。すごい、ほんまにすごい尊敬するおじさん。こういう大人になりたいなと、本気で思います。
ビジョンメンバー:なんやかんやで、ワガママ言うて通してもらっている講演会のテーマ。みんなで準備して、話が聞けて、想いが一緒になって嬉しい時間でした。集まりはマチマチなんですけど、ゆるい中にも、それぞれに芽生えている個々の当事者意識の変化に学ばせてもらっています。もうそろそろ今回も最後です。
ファシリテーター:自嘲気味になったとき、会場を見渡すと声をかけた皆さんがいて「知ってる人ばっかやん!!!笑」ってなりました。そして「そうか、つまり僕はこんなに沢山の当事者意識をもった仲間が増えたんだ」と思いました。いかに普段関わるみんなが、それぞれの状況に本気で向き合える、素晴らしい人たちなのか改めて感じました。マジ感謝。YO。
参加者のみなさま:よく考えると、土曜日の午後イチから3時間拘束のイベントにざっと120名も参加してくれて、少なくともほとんどの方々が2時間は話を聞いて下さいました。これもだいぶ変化してきたものだなあと思います。本当に忙しい時間を割いて下さったことに心から感謝します。ワークショップに残って下さった皆様に関しては、もはや変人の領域に踏み込んでおられることを確証いたしますので、今後いろいろと一層関わって頂きたいと心から思っています。世侶市区(意味深)。
そういえば、丹波の仲間と、とある島の、とある伝説の公営塾のセンター長をわざわざ招いて、必死で人を集めようとして、個宅訪問までして30名ほどしか集められなかったことを思い出しました。だって同じ会場だもの。
手段もヘタクソで、伝説のセンター長をただ引きずり回して疲弊させて「丹波おそろしや」と感じさせるだけに終わってしまったような気がしたあの経験たちも、いまこうして変化した状況を思い返して、すべてが一切無駄じゃないことを感じているのです。
おもしろい。ほんと人生はおもしろすぎる。
短く太くなんて言って調子こいてた若いときがあるけど、ぜんぜん思わない、いま。
執着たっぷりで、図太く長生きしたい。
思い出は、こうして過去の自分といまをみつめ、感謝するために残していたい。
久々に過去を思い出す機会があって、進んで来た道を見直して、正直満足をしています。
とにかく、今日が終わりそうです。ありがとうございます。