全国的に、天気も気分もそわそわしている春。 みんながスタートダッシュをしているので、少し疲れてしまいますが、とても面白い時期です。 ここで、横田さんの市議会議員としての2年間を聞きましたので、お伝えします。
丹波には沢山の人が訪れ、横田さんは兵庫県内外のさまざまな人と出会ってきました。 小布施若者会議の人たちや、Uターン、Iターンの人たち。来る人を待つだけではなく、方向性の似ている地域へ横田さん自ら訪れ、交流もはかりました。 丹波に集まって来た人たち同士の交流もぞくぞくと起こっています。
横田さんが市議会議員として過ごした2年間。外へ踏み出した結果として、丹波市は「人が来なかった街」から「地域に興味のある人が目を向ける街」となり、「地域活性の事例」として注目される街になりました。
ちょっとずつ街が変わって来ていることを実感している横田さん。
一方で、 「外へばっかり行って」 そう言われても仕方ない、と横田さんは言います。 「地域内でまだまだ理解されていない部分があることもよくわかっている。そのことをすごく意識してこれまでやってきた。外から引っ張って来た人たちの新しさを中の人とつなげていくのが今からのこと」
横田さんはこの街で、次々と生まれるバトンを地域の人にしっかり握ってもらおうとしています。
「地域はかっこいいわけでもないし、わざわざ活性化することに意味があるわけではない」 『何が面白いのか。自分が何をやりたいのか』 その視点で考えている変なやつ(=キワモノ)に来てほしい、横田さんは言い切ります。
「自分はどうも変。そのままの自分だと世の中で受け入れられない」そういう人が集まり、個性を自慢し合える街にしたい。
周りがどうこう言ってるのを気にしていては、世界では通用しません。 丹波市は、着々と『世界で通用する街』を目指しています。
地方で生きることをこれから選ぶ人に求められていることは、 エッジの効いた覚悟、 人が興味を持つ環境をつくれる個性です。 集まる一人一人のキーパーソンとしての力を信じ、横田さんはバトンを渡す準備をしています。
5/2〜5/3 丹波キワモノ会議 http://minna-no-ie.jp/kiwamono/
筆者:水谷 冬妃