インターンとしてこの半年書かせていただいた記事。私からは年内、最後の投稿となります。
12月、横田さんはバングラデシュのユネスコ大使の方と出会いました。この方は、丹波市の隣にある篠山市出身の方だそうです。
丹波市国際化の第一歩として、横田さんは早速、この方を丹波市のまちづくり部長に引き合わせました。
その場で、まちづくり部長に現在の丹波の地域活動に関する現状を教えてもらいました。
「地域ごとに差がある。ゲストティーチャーを呼んで熱心に公民館を活用する地域もあれば、誰か任せの地域も」
「チャレンジすると、波風を立てるから余計なことはしないでおこう、、という意識の人はまだまだいる」
こういったことはどんな組織にも言えること。実際、何かを始めるということにはリスクがあり、うまく行かないこともあるのだから、仕方ないことだとも言えます。
でも、変化の必要性に気づき、動き始めている地域と、そうではない地域にはこれから大きな差が開いていきます。
大切なことは「キーパーソン」を増やしていくことだという横田さん。
地域のことを自分のことだと考え、行動している人。この人たちが周りを巻き込んでいくことができれば、その地域はだんだんと変わっていきます。
「キーパーソン」は役所の人だけではありません。仕事の忙しい人も、主婦も、学生も、お年寄りも、それぞれが「自分のこと」として地域を考えると、本当に必要で面白いアイデアが生まれてきます。
丹波国際化の未来など、丹波で始まっている様々な取り組みやアイデアにわくわくしながらも、そのために必要な市民の力がより現実的に意識されます。
来年は、一体どんな「キーパーソン」が現れ、波風を立てるのでしょうか。
筆者:水谷 冬妃
来年もよろしくお願いします。