丹波市豪雨災害への対応は、当初の現地の覚悟の通り、まだ長くつづいています。疲れてくるとイライラしてしまう、このことは頭でわかっていても我慢するのもつらく、非常に大変に厄介な問題です。
横田さんは、全体的にも自分自身に対しても、そのことをひしひしと感じているようです。
今日は、ながくやっていけるボランティアの方ってどんな人なのかということについて書かせていただきます。
横田さんは、関わっているボランティアの方の中には、本当に関わっていて気持ちがいいなぁと思う方が居ることに助けられているといいます。
それは、
「自分がやる仕事」に対して満足できるか、そうではないか。
というところだそうです。
自分のやる仕事が、軽い仕事だったりしたとき、文句を言わず、その仕事に心を込められるかどうか。まず動けるかどうか。
自分がやっている仕事が誰かのためにたっていることを確かめられないと動けないのではなく、どんなに簡単なことでも、まず心を込めて真摯にやってくれるボランティアの方がいると、気持ちも楽になるそうです。
災害時の緊張した状況の中、私だったらどう動いてしまうか、考えました。
ついつい、「こんなことよりももっと今すぐやらないといけないことがあるのでは」などと、誰に対してかわからない文句が口から出てしまう様子が浮かびました。
自分の仕事を真摯にできるか、はっとさせられる問題です。
そのことにも関連するようですが、
9月に入り横田さんが行っている「スカイプ面談」についても書かせていただきます。
今、丹波市には必要な人材があるそうです。
そして、今はそれを本気で探しています。
すでに二人、丹波で会う予定となっている方が決まっているとのことです。
今、丹波市が猛烈に求めている人は、ずばり、
「自分でひねり出した答えに対して、自信と誇りが持てる人」です。
細かい先のことはわからなくても、そこに自分の役割があるならやってやろうという人です。
横田さんに回答をゆだね、それに対して判断を下そうとする人には今回の求人は向いていないようです。
「そんな求人あるか〜。」
と思う人も居るかもしれませんが、確かなのは、
「これだ!ここだ!」
と思える人もいるということです。
一人であらゆる肩書きを持たなくてはいけないほどの役割がここには沢山あるようです。非常に、チャレンジングな場所です。
そこにわくわくした気持ちを感じられる方は、ぜひ横田さんとお話をしてみてください。
ちなみに、基本的な事務の知識やビジネスの経験、お金のまわし方やなんかをわかっている人はまだまだ足りないそうです。運やタイミングにもよると思います「これは私に向けられた求人かもしれない」と思った方はぜひ。
筆者情報:水谷冬妃 都内在住のインターン。