前回に引き続き、水谷です。
「今回は、丹波市における女性の社会進出について話すよ〜!」
ということでこの日のインタビューは始まりました。
私も一人の女性として興味津々で待ちかまえていました。
ところがこのお話。
女性の社会進出、だけではくくりきれない、
「主役になれる地域」の話だと思いました。
去年から、
丹波市に、ママが学べるPC教室をつくる動きがあり、それが形になっています。
きっかけは、東京に暮らしていた女性の思いでした。
「女性でも、優秀な人が社会進出できる環境を作りたい。」
という思いを形にするため、彼女は丹波市への移住を決定。
「じゃあPC教室、立ち上げとくねー」
といって横田さんは
コミュニケーションの歴史や、Facebook、チャットの使い方、インターネットを使った通販の方法などを教える教室を作ります。
地元の交流館にはWi-Fiも飛ぶようになりました。
女性の社会進出に携わりたい、また別の女性が現れ、
その方の移住を機にPC教室はさらに充実していきます。
きっかけを作った女性も、移住後はPC教室のホームページ作りなどを通してサポートをしていきます。
「小さいことでもいいから、やってみて、それをだんだん発展させてく。アカンと言われたらアカンわけではない。」
横田さんが仕掛人としてこのとき行ったことは、
「きっかけをつくる」
「人と人をつなげる」
という『立ち上げ』でした。
これには、「次の人が主役になる」という意味があるといいます。
「うまく行かないことに大してビビらないし、
やりっぱなしの人間ですねと言われたってオッケー。
一個一個の成功体験を積んだ人が主役になっていくきっかけをつくること、これが楽しい。」
地域のこと、自分たちのことを、自分たちでやっていく。
これは、小さなきっかけから始めることができるんだな、と。
「大人が本気になってできないことなんかない!」
という横田さんの言葉は、ああきっとそうだよな、という本当っぽさがありました。
(筆者情報)
水谷 冬妃
都内の学生です。地域ってなんだろうと考えています。