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2014-1-22 22:35

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家入一真さんの出馬をきっかけに

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当事者になろうとはしない若者が本当に多い中で、家入一真さんが東京都知事選に出馬されることになりました。

 

ご縁があって１０月にとある就職活動イベントでゲストトークをご一緒させて頂いたのですが、イベントを無断で休んでしまうことがあったり、時間が守れないらしい（あくまで伝聞）という特徴があるものの、人間的にはシャイで優しい感じの人だなあという印象でした。

 

ワイワイと騒いでいる人は楽しみながら、政治に関わるとはどういうことなのか、ということに踏み込んでもらえば良いんじゃないかなと思います。みんなが騒いでいくことには、意味があると思います。一人が「なんかすごいことになってんぜ、みんなで騒ごうぜ」っていうことが、このソーシャルメディアが台頭している世の中においては価値があると思います。

 

若者は、一緒に何かをやること、意見を集めてチカラにすることに、あまりにも実力がなさ過ぎると思います。多数決というルールでの勝負ごとの中で、仮に何か自分の欲しい未来を掴みたいのならば、いろんな意見を上手に汲み取りながらも、最後みんなの気持ちを集めて「お前を信じて託す」って言ってもらわなきゃいけないわけだし、そう言わせる人を担がなきゃいけないのです。じゃないと、そういうのばっかり得意な人たちに結局は意見のまとまりとして、多数決で勝つことが出来ないのです。

 

今日こうして家入さんが出馬会見をし、堀江さんが横で話すような既に型破りな感じの記者会見が行われていましたが、等身大で無理してない感じで、僕は好感を持っています。ビジネスセンスがあるけど、人柄としてはちょっと時間にルーズなところがあるらしいという以外は、割とちゃんとしたことを僕らと同世代であればよく分かる感覚で話し、そして社会に疲れている多くの人と語る場を自分で作っています。

 

僕は、とにかく自分でちゃんとやる人を、本当に尊敬します。だから、いろいろと口だけは上手に出せる人はいっぱいいると思いますし、この出馬に関してもきっといろいろと言われることもあるでしょうが、当事者でもないのに勝手なことを言うよりも、自分がその立場になってみたらいいと思っています。しかし多くの人が、何かにつけて言い訳をし、自分からその面倒な役割を遠ざけようとするのです。そんな人がどれだけ言ったところで、実践している勇気には敵いません。

 

今回の都知事選には沢山の候補者が出ましたので、この都知事選のすべての候補者が勇気があると思います。しかし、この若者が政治離れしている世の中で、先んじて自分が当事者になろうという姿勢で望む家入一真さんの言葉を、変な報道のされ方に惑わされることなく、ひとりでも多くの人が普通の目線で、見てみてもらえば良いのではないかと思います。

 

そして、20歳以上の人たちは当然ながら選挙権がありますが、さらに25歳以上になれば、とにかく自分にも「被選挙権」があるんだということを、これをきっかけに意識してもらえたらと思っています。何か他の世界の話ではなく、政治は自分の生活に非常に近いところにあり、自分がその立場になることを考えるのはおかしなことじゃないんだってことを、ひとりでも多くの人が普通に意識出来るようになってもらえたらいいなと思います。

 

願わくば、本気で若者が政治を変えていくことを望んでいたり、今回の家入さんや他の誰かが都知事に本気でなってほしいと願うならば、単に投票するだけの人ではなく、本当の選挙の当事者になって頂けたらと思います。中途半端な応援では何も動かないことをどうか理解頂き、本気で自分が一票でも多く集めようという候補者以外の強い気持ちが備わらない限りは、ものごとは動かないし、それをするまでは「どうせ何も変わらない」という言葉は吐くべきではないと思います。

 

愚痴も弱音も、まずは、やってから。

東京の方々が、これをきっかけに政治に参加すればいいなと思います。