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切り抜き詳細

発行日時
2014-1-20 22:36
見出し
水道部による隠蔽の事実が発覚しました
リンクURL
http://yokotaitaru.com/archives/591 水道部による隠蔽の事実が発覚しましたへの外部リンク
記事詳細

昨年もなかなか頻度の高い、市職員による不正の問題については、本年がまさにピークを迎えようとしていることを象徴するような出来事がありました。マンガンの濃度が高いことで問題になっている東芦田新水源の調査結果について、隠蔽行為があった事実が明らかになったのです。

 

丹波市では、いま「水道問題」が非常にホットな話題になっています。この隠蔽事件が発覚するまで、とにかく取り沙汰されていたのは、「安心・安全な水を供給する」という住民との覚書に沿って、新水源の水質が基準値内に収まるものかを経過観察していた事案についてです。結果的に待てど暮らせど、マンガン濃度の高さが基準を下回ることはなく、市水道部は、塩素を投下してマンガン値を引き下げる処置をすることで、国が定める安全基準を最低限クリアする水道水を提供するという提案をしていました。

 

水道は主に水量と品質についてを問題視され、村や町の時代に比べるとどうだったか分からないのですが、恐らく高度経済成長に支えられた体制の中で構築された水道設備を維持することが出来ないと予測されているからか、どんどん水源から遠いところへの配水というのも検討される状態になってきています。これまで安心して飲んでいた(マンガン値を下げる処置などしない)水を、これまでとは違った処置の必要な水道に変えたいですと言えば、その当事者である住民が腹を立てることは致し方のない感情だと思います。

 

これまで「なんでそもそも新水源を、マンガンが出るようなところにしたのか」という議論は、これまで再三に渡って為されてきたわけですが、ずっと水道部は「その時は出なかったんですけどね、それが終わってから出たんですわ」という主張をしていました。僕たち議員はそれを確認する術はなく、その時は出なかったのかなーと思っていたのですが、どうやらそうではなかったという事実が明らかになってきたのです。

 

すると、出てなかったと示していたデータをよくよく見ると、明らかにその時点で基準値を超えてしまっていたものがあり、その時点では既に水質基準に適合しないことが明らかだったのです。しかも、そのデータが手元にあることを知りつつ公開しない意思決定をし、意図的に隠蔽したわけですが、理由は「住民の理解を得られないから」だというのでさらに驚くわけです。完全にものごとの優先順位をつける力がない、またはモラルがない、という体質が明らかになってきました。

 

恋チュン企画などで良い感じで盛り上がってきていますし、ソーシャルメディアの活用では事例に取り上げられるほどの成果を上げる自治体になってきました。市民活動も活発になってきて、Iターンも増えてきて、今後はUターンが増えてくることもあろうかと思います。

 

そんな丹波市ですが、この1年は不正がどんどん噴出する、いや噴出しなければならない1年になると思います。ここで一気に噴出し、膿を出し切り、これまでの慣習が間違っていたことを明確に認めた上で、今後クリーンで不正の起こらない体制づくりを行わない限り、改善が見込めるものとは思えませんし、心ある職員からも匿名での内部告発も出てくることでしょう。今こそが変化をするチャンスであり、新聞を通して見る丹波市の姿は、正しいことをしてない事実が山ほど出てくる市役所と思えてしまう1年になるかもしれません。

 

しかし、勝手な憶測ではあるものの、これは全国各地で同じようなことが為されているけれども表に今は出てきてないだけの、そのうちみつかるであろう事案ではないかと思っているのです。そういった慣習に真剣に向き合い、改善していく取り組みを行うとすれば、非常にストレスフルな状況ではあるものの、全国にも誇りを持って示せる、不正を根絶するための素晴らしいきっかけになることと思います。

 

下を向いていても仕方ありませんので、とにかく出すべき隠蔽や不正は、さっさと出し切ってしまいましょう。前を向いて歩くために、いろいろと歯を食いしばる1年になろうとも、良くも悪くもこれからも人生も市も続いていくわけですから。