60歳で死んだと聞く、ウチのじいちゃんは市議会議員でした。
僕は市議会議員になったんですが、なってから気付きました。
「あ、そういえばポスターみたいなやつあったわ。。。」
ずっと昔の記憶の片隅に、パシっと決め込んだスーツを決めた
体の悪そうなじいちゃんの顔が映ったポスターが。
僕はおじいちゃんの記憶はほとんどありません。
物心ついたときには、両家のおじいちゃんは亡くなっていたので。
今朝もそんな話を。
親父と政治の話をチラリとでもするようになったのだなーと。
親父も選挙では実父の応援を何度もしてきたわけだから
いろいろ思うこともあるだろうけど、いろいろは言わない(笑)
とにかくいつも言うのは
「確かに地元の人は大事やけど、爺さんは全区から票が集まってた」
ということ。地元のことをないがしろにしろという話ではなく。
よく考えれば、市議会議員が各区から出されているのは
その地域のことはお任せしまっせーって話なのだろうと解釈してます。
僕は「市」議会議員なので、市のことを検討しなければなりません。
ただし、ひとつ言えるのは、他の議員さんが地元を優先している限り
その地域の情報だけが偏って伝わる可能性はなんぼでもあるわけです。
僕はそういう意味で、えこひいきをしなければならない立場でもあり、
だからといってえこひいきばっかりするのもなーという気持ちもあり。
これを絶妙にバランスをとって仕事しよう、というのが今年の決意。
常に市ひいては、県、国、世界の視野でものごとを捉えながらも、
町、小学校区、区、隣保に至るまで、ズームインも大事にする。
どっちだけが大事って話ではなく、どっちも大事。
どっちに偏ったら正しいってわけでもなく、どっちも大事。
じゃあ誰にでも良い顔をしていたら良いのかというと、それは違う。
「自ら何かを興そうという人を徹底的に支援する」
結局は、これに尽きます。
すべての判断基準は、ここに立ち戻る今年。いやずっと。
誰かが何かをしてくれるのを待っていても、何も変わらないので。
全然文句言ってもいいから、だから何かやりましょうね、みんなで。
ブツクサ文句言いながらやりましょう。
「ホンマ、ワシがおらんと何も始まらん町やな」
「ホンマ、ワタシがおらんと変わらん町やで」
いいじゃないっすか。とりあえず、そこから。
一緒にいろいろやりましょう。