9月議会が近づいてきました。
丹波市の定数は20名なので、他の自治体だとなかなか回って来ない
一般質問(テーマを自由に設定して市役所に提案、質問をする)の場が
毎回設けられています。これは大変ありがたい機会です。
昨年12月から一般質問を行うチャンスを得たわけですが、なんとなんと
締切を過ぎて提出出来なかったという痛恨のミスをかましてしまったので
初回の議会では発言することが出来ず、しかしすごく良い勉強となりました。
当然ながら12月の反省を踏まえ、きちんと提出を済ませて、
今回も一般質問の場で発言をさせて頂くわけですが、内容は以下の通り。
ちょっと難しいことを書いてると思う人がいるかもしれませんが、難しくは
ないと思うのですが、とりあえずこんなことを発言しますのでご覧下さい。
今回は大きく2テーマありますが、そのうちの1つです。
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都会からの移住がトレンド化してきたいま、丹波に暮らすことを前提においた
人材獲得を目指し抜本的なPR戦略の見直しを提案を致します。
このところ、丹波市内にシェアハウスが増えてきており、3つのシェアハウスが
それぞれ特徴を持った活動をしていることは、丹波新聞の記事に掲載されていた
こともあって周知されていることと思います。
また少し都会のトレンドに
田舎暮らしに注目が集まり、現実的に移住を考えたいと思う若者が情報を求めて
週末に田舎で過ごすような動きを見せ始めていることも、よくご存知だと思います。
全国的に注目される地域は、非常に巧みにメディアの活用を行い、社会課題に
取り組めることに喜んで移住する、意欲的な若者を集めることに成功を収めています。
移住者を増やす議論をすると、地元に残る人材を増やすことを考えるべき
という議論が必ずセットになって参りますが、残そうという勝手な論理では
若者の意欲的な定住は望めません。
地元の若者の定住は教育から根本的に見つめ直す
移住者対策の施策はここ5年の間に最注力すべき短期的な課題であると考えます。
長期的な施策についても大切ですが、いまここで大事なことは
短期的に資源と人材を投資すべきは採用力の向上です。
そのために、抜本的に考え方を改めなければならないのは
全国にある優良企業と同分野での採用争いをしても地理的側面で
優位性がないので採用は難しい、と考える常識です。
そもそも仕事を選ぶ基準として「地方で働きたい」と思う
フィルターをかけ、その上で地方で働きたいが仕事があるのか分からないから
迷っているという意欲的な層を採用していく戦略に踏み込むべきです。
会社で選ぶのではなく、暮らし方や生き方を優先した上で、その暮らし方や
生
仕事探しをする若者を採用することは可能です。
そのために、丹波の暮らし方や生き方の豊かさを示せるイメージビデオを
徹底的に作り込むなどし、まずは「
増やすことを優先的に取り組むべきだと考えます。さらには採用活動の場でも
そのイメージビデオをPR用にフリーで利用出来るようにすべきと考えます。
さらには、インターンシップを支援する予算を設けるべきです。
就職協定の変化があって、大学4回生の4月からでないと原則
就職セミナー等を開催することを控える会社が増えてきます。
するとさらに大手志向が強まると同時に、優
インターンシップで2回生や3回生の頃から企業との出会う場をつくり、
4回生になってからバタバタして採用されるということを避ける
ということが予想されています。
事実、すでに数年前には1000社程度しか利
某企業のインターンシップ支援サイトが、今年は8000社程度、
来年は10,000社を超える企業が利用される見込みとなっています。
すでにトレンドは変化したいま、丹波の採用だけが全国的に
取り残されて
インターンシップであれば丹波に優位性は高く、暮らしや生き方、
土地に生きる人の魅力も上乗せして伝えることが可能です。
このような提案も踏まえ、今後の商工業の施策として「採用力の向上」を
図ることについてどのようにお考えかをお尋ねします。
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というわけで、ひとつはこの移住がトレンドとなる世の中に
採用力をつけてチカラある人材を集めようぜ、という提案です。