今日で本会議が終わりました。
逐一言っていかないと、伝わらないので今日も書きますと
市議会は普通は、3月、6月、9月、12月で行われます。
そのうち、3月は予算審議の定例会です。
6月は、補正予算審議の定例会です。
9月は、決算審議の定例会です。
12月は、補正予算審議の定例会です。
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今回は、そのうちの6月ですから、補正予算がメインテーマ。
とはいえ、昨今いろいろな事件が起こったりしておりますので
そういった問題についても審議が行われたりしております。
例えば、最近は丹波市内の中学校でいじめ関連の暴力事件が
取り沙汰されることとなり、無駄な全国認知をされてしまいました。
あとは、震災に関わる予算に宛てるという名目で、いま国家公務員の
給与を引き下げているらしく。「じゃあ地方公務員もやれよ」という
お達しがきていて、地方公共団体は嫌々ながら応じている件なども。
特に地方公務員の給与を下げるという点については、まあ仕方ないか
ということで賛成多数で可決となりました。
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ある議員から提案があったのが、「市役所職員と同程度引き下げよう」
というものでした。
ホホウ・・・それはなかなか意識の高い提案だ。
そう思ってたら、全然そんなことはない。もうびっくりした。
そもそも、市役所の職員さんは月額給与×約2%程度を下げるという
もので、一般職や部長で平均を取ると121,000円/年で減額が
為されるというものでした。ちょっと旦那なら嫁に言いにくいですね。
さて、今回の提案は、「職員だけでなく議会もそれに応じよう」
というもので、そこだけ聞くと何の問題もなく、人道的な提案です。
おお、まさかそんなことを言い出すなんて、思ってもみなかった。
しかーし・・・・。
今回の提案では、「議会の期末報酬×約2%を引き下げよう」という
提案だったのです。期末報酬=ボーナスなんですが、そこの2%です。
「約2%を引き下げる」という点は共通しているが、似て非なるもの。
分かりやすく丹波市議会の平均給与の算定だと、コレ14000円ほど。
職員は121,000円で、議員は14,000円では、話にならんでしょうと。
「そんだけしか削減してへんのかい!」と言われるのがオチ。
議員の中で65歳を超える方々は年金をもらっている人だっている。
僕は年金なんてまだまだ遠いし(なくなるかも知れないし)、所得は
そういう人たちに比べると少ないわけですが、そんなこと構わんのです。
なんかね、「とりあえず市役所が下げるから、我々も下げようぜ」
ということは、思慮が浅いけど、心がけとしては良いことだと思います。
でもね、金額の差なに? ネタなの? ツッコミどころしかないでしょ?
こういう判断もまともに出来ないから、議員のレベルが疑われるわけで。
ただし丹波市議会では、賛成6名と反対13名で無事に否決となりました。
真っ当な感覚がある人も多いので、皆さん一度話してみて下さいね。
もちろん、9月にはきちんと引き下げの方向で話し合えば良いと思います。
とりあえず尚早に、やっすい金額の引き下げで済ますものではないです。
そういう感じで、今日も楽しんでおります。