うまく笑うことができない人がいるもんだなあと思います。
ありがたいことに、僕はけっこう笑う方です。楽しいことも多いし。
だけど、自分の笑顔に自信がないとかで、笑うのを躊躇う人もいます。
先日は丹波篠山楽空間のメンバーさんが地元の公民館にきてくれて
よさこい教室の講師として指導をしてくださいました。
わざわざ4名の若い方々が指導にきてくれて、楽しそうに、真剣に、
元気によさこいを披露し、指導をして頂きました。
楽空間の方々が踊る動きは、さすがにキビキビと、勇ましく
何より笑顔が素晴らしかったのが印象的でした。
人前でそこまで笑顔で踊るのは、割と恥じ知らずな僕でも「やるぞ!」と
意志を固めてないと、ちょっと躊躇いがちになるものですが、
もうホントにキラキラ〜と輝く笑顔で踊っていて、楽しそうなんです。
子どもが人前で笑顔で踊る、ための活動を地域が支援する。
それって本当に素敵なことだな〜と思います。
村のよさこい教室も、自発的に始めたいという意見から生まれたものです。
・上手に踊れたと褒めてもらえた
・笑顔がとっても素敵だったねと言ってもらえた
・頑張って練習したら、みんながすごく喜んでくれた
・元気がもらえたと言ってもらえた
もしも子どものときに、そんな風に言ってもらえたのなら
生きていること、頑張ること、笑顔になることに、自信が持てる
そんなことが増えていくんじゃないかなと思っています。
そして、そんなきっかけになるんじゃないかと思うのです。
いま、都市部ではテーマ型の活動が盛んに行われています。
ゴミ拾いNPOのグリーンバードも素敵な友人が主催しているものです。
生き方を学ぶ場として自由大学という学ぶコミュニティも盛んです。
これらは「土地」に根ざしたものではなく、興味・関心に絞り込んだ
いわゆる「考え方」に根ざした活動であるといえます。
一方で田舎には相変わらず閉塞的と言われがちな地縁型の活動があり、
ここは封建的で、男尊女卑なところがあり、オートマチック年功序列な
イマドキの若者らしい若者にとって「ムカつく」ことが多い活動です。
だけど、この地縁型コミュニティだからこそ出来ることを、改めて
見直すことをしていきたいのです。きっとあるはずなんです。
村の自発的な活動として始まった「よさこい教室」がそのきっかけに
なるんじゃないかと、僕は勝手にワクワクしているのです。
子どもたちの自尊心を培うことに、自治的な地縁組織が機能することに。
今みたいに、テーマ型のコミュニティが盛んになり、飽和してくるころ
地縁型コミュニティ×イマドキな活動に光が当たるときがくると思います。
人間は極に振り切れるとき、対極の良さを感じるところがある気がしますから。
いわゆる地方自治2.0的な考え方もその手段のひとつとして。