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切り抜き詳細

発行日時
2013-4-16 22:55
見出し
地元で山火事が起こると挨拶にいく
リンクURL
http://yokotaitaru.com/archives/386 地元で山火事が起こると挨拶にいくへの外部リンク
記事詳細

いやあ、なるほど。そういう仕事なのだな、という話をひとつ。

 

今日は日中に、僕が住んでいる町で山火事(ボヤ程度)がありました。

 

すると、前議員さんから連絡があり「横田君、現場に行ってきなさい」

ということでした。え、消防団員じゃないのに、役に立つのか?

 

普通にそんなことを疑問に思うわけですが、その答え。

 

「地元で火災があったら、行っとくもんなんや。」

 

な、なんと、シンプル。

 

とりあえず、午前中すこし時間があったので、

ともかく行っておこうということで現場に行ってみました。

 

すると、

 

もう鎮火してる。あ、役に立たなかったなと思って、何をする

わけでもないので、どうしたもんかなーと思っていたのでした。

 

すると、消防団の格好をしたおじさんが見つけてくれました。

「あれ、どうしました?ああ、議員さん!?あ、横田議員さん!?」

すみません、知名度の低い男でございまして。ハイ。すみません。

 

「議員さん、すみませんねえ。そしたら、あの一言挨拶をねえ、その

頂いたりするもんなんですわ。あのー、そしたら挨拶お願いできます?」

 

挨拶? なにそれ? え? 今? いきなり?

なにを? 誰に? まじで? 正気?

 

これまでも各種さまざまにムチャ振りについて乗り越えてきた経験を

持っています。そして他人にも、さじ加減をみてムチャ振りしてます。

 

そんなムチャ振り領域では、それなりの経験を積んできた僕ですが、

山火事が起こって、鎮火し、そこで消防団に挨拶。

 

これは、初体験でした。頭シャキシャキフル回転。情報不足。

僕の倫理観や、空気読みアンテナを総動員して、結論を出します。

 

うむ、ここは、「労い」なんだろうなあと。

 

そこでこんなことを言いました。

 

「平日のお忙しい中で、仕事の手を止めての出動となり、

本当にお疲れさまでした。みなさんのおかげで、大変な山火事に

被害が広がること無く、穏やかに鎮火出来たことに、

本当に感謝しています。

こういった自治活動における消防活動は、前に年初の出所式に際して、

いろいろとお話を伺いに参った際に、しんどい、めんどう、やめたい、

そんな言葉をお聞きすることもありました。仰る気持ち、よく分かります。

だけど、こういう場面で、はじめて、消防団があってよかったな〜って、

僕らは思うのです。なにかあったときに、ああよかった〜って思います。

こういう活動は、面倒だと思うかもしれません。でも丹波市のような、

地方と呼ばれる町の宝物です。都市部のように消防局に任せておくだけの

組織ではなく、僕たちは自分たちで町を守っています。それは本当に、

この町が、大きな都市に誇る素晴らしい地域活動です。

僕には、みなさんの活動に対して、お疲れさまでしたと感謝をお伝えする

くらいのことしか出来ず、すごく心苦しいのですが、今後も消防訓練の

活動に励んで頂き、今後もこの地域を守る活動をお願いします。

本当にお疲れさまでした。ありがとうございます。」

 

ふー、何とか伝えたいし、最低限いうべきと思うことは言うた。

どないやろかどないやろか。。。と思っていたら。

 

 

「議員さん、ありがとうございました。僭越ながら・・・」

 

というわけで、挨拶の仕方、そして火災予防の啓蒙活動についても

最後触れてもらえると嬉しいですとのこと。ぬぅ、奥が深いぜ、挨拶。

 

そういったわけで、議員というのは地元の火災に「なるべく」

飛んでいくのが大事と言うことでした。なるほどなあ。

自治活動は、誰も褒めちゃくれないわけですが、その担い手が議員。

 

でも僕のような若僧が、「アリガトウゴジャイマチタッ!」

語りかけるくらいのことが価値があるのやら。。。もうちょっと、

「ああ頑張って良かった」と少しでも思えるような言葉がけが出来る、

そういうことも学んでいこうと思うのでした。

 

こんな仕事もあるんですな。市議会議員。