4月8日、
県立柏原高校第68回入学式が盛大に挙行されますことを
心よりお祝い申し上げます。
新入生の皆さんに一つだけお願いがあります。
在籍している3年間、「歳寒の松柏」という言葉を
是非覚えておいてほしいのです。
論語の一節「歳寒くして、然る後松柏の凋むに遅るるを知る」
から引用されているのですが、
「季節が冬になり、周りの木々の葉が枯れ落ちても、
松と柏(当時の中国では桧のような常緑樹を示す)は、
自らその緑を保ち、存在感を示している」と訳し、
現在では、
「物事が順調に進んでいる時は、目立たないが、
逆境となった時その人の真価がわかる、困難に屈しない」
という例えに使われます。
掲揚されている柏原高校の校章には、
その松と柏の葉がデザインされています。
柏原高校での3年間は決して楽しい事ばかりではないでしょう、
しかし、大きな壁にぶち当たった時こそ、胸の校章を見つめ、
一つ一つの壁を乗り越えていく勇気と実力を養って下さい。
柏高生活に幸多からん事をお祈りしています。