「早よ終わらんかいっ!」
出ました。昨日は産業建設委員会でしたが、ここでも。
とにかく市議会議員の中には、早く帰りたい人がいるのです。
おかしな話です。既に給料はもらっているわけで、僕も家族を食わせる
ための仕事もしながら、必死でスケジュールの調整を図り、その上で
公務に穴をあけず、自分のクライアントを大事にしつつ、生活している
わけで、誰もが平等に「ちゃんと公務をするから給与を頂く」わけです。
「早よ終わらんかいっ!」
決して口には出来ませんが、確かにそういう気持ちになるときもある。
僕もしているかもしれませんが、「他の議員がさっき聞いたで」とか、
「さっき、職員の人が説明してたで」ということを、本人が聞いてない
から再度質問しているときとか、どうでも良い時間が流れるわけです。
恐らくその時は、満場一致で、そしてそれなりにちゃんとした人なら
同じ立場なら、「ちゃんと聞いとけ」という気持ちが生まれて、少し
「何回も同じ話聞くなよ、ほんまに」と思うのも仕方ない。
だけど、僕らは町を動かしていく大きな役割を担っています。
だから僕らには、常に「ちゃんと仕事しとんのかいな?」という監視
の目がつきまとうし、それは当たり前のことだと思うわけです。
なので、常に恥じない行動と発言をとり続ける必要がありますし、
そこに僕らが生きていくための報酬をつけて頂いているわけです。
年間を通じて会議の開催が非常に少ないにも関わらず、決して
少なくない場面でこういった「早よ終わらせいっ!」的な発言を
割と年齢も経験も重ねた議員が行うわけです。そら信頼されへん。
自分の言いたいことだけ言うが、他の人の意見は聞かないのでは
大人のコミュニケーションとして不適格だと僕は思いますが、
今の議会にそういう人がいるのは事実であり、それは当事者として
この場に関わってはじめて「なるほど、税金どろぼう」となります。
自分たちの存在を自己否定したいわけではなく、必要な倫理観を
備えたメンバーで、行政の重要な意思決定について議論出来る議会
であるべきだと思うのです。おお、なんかマジメな議員みたいやな。
でも普通の感覚で生きてたら、間違いなくそう思うくらいぬるま湯。
それはこういう発言が繰り返されていることから、市民ががっかり
してしまって興味を失ったのかも知れない。それは仕方ないほど。
ただ一方で、興味関心を持たないから傍聴にも来ない状況に、
ちょっとずつなあなあの雰囲気で場が進むことで、誰も咎めること
などなく、ぼんやりした議会が生き残る風潮があるのも事実です。
平日にしか議会が行われないとして、職員に休日手当までつけて
行っている「土日議会」なるものの全国的な成果は、基本は失敗。
やってみたものの、思ったよりも人は集まらないらしいのです。
人が見ていなければ、何を言っても良い、何をしても良いという
人が市政の大切な舵を握ることに不安を感じる人が増えてくれば
もっと期待出来る人に投票し、いやいや俺が出る、なんていう人
だって出てくるかもしれません。
でも不安に思うには、ステップが必要です。がっかりする過程が。
僕もこのブログでネガティブな情報を流したいというわけではなく
「えー、そんなことやってんの?おかしいやろ?」みたいな話を
率直に伝える中で、人ががっかりしたり、おかしいでしょ、と思う
きっかけを作る発信も、していきたいと思っています。
日々の雑感や、取り組みを紹介し、一緒に何かやってくれるような
人をいつも探していますし、それもブログで発信するひとつの目的。
とにかく、まあいろいろなことが現場で起こってますよ。
裏でコソコソ動くという話もありつつ、現場でも起こってます。
現場で違和感がある場合は、コソコソと裏で動いているんです。
そういう話を仕入れては、また伝えていきたいと思います。